Winding Road

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2010ナビスコカップ予選リーグ第4節 浦和×山形

2010-05-27 | Jリーグ

山形の組織的なサッカーがうまく機能した。内容的に見てパーフェクトに近い試合だった。まず守備面に関しては粘り強い守りと前線から中盤にかけての連動したプレスで相手に自由を与えず、チャンスらしいチャンスすら作らせなかった。

攻撃では1TOPの田代を起点に中盤の4人がサポートして押し上げる。個々のストロングポイントを生かしながら組織を作る。田代の使い方を山形は既に把握したようだ。だからあんなに点が取れるのだろう。また途中から入った下村が攻守で効いていた。

対する浦和。どこかの代表と一緒でブロックの前でパスを回すから怖さがない。ミドルを打たない。周りはホームの客ばかりだったがこの辺に相当イライラしていた客が多くヤジも飛んでいた。リードされると前の人数を増やすからかえって手狭になるのは開幕戦でも見た光景。こうなると結果は見えている。

最前線の田代は大活躍。まず守備ではサボらずチェックをかけ続けた。そして攻撃の起点として貢献するだけに留まらず得意の頭で2ゴールを決めた。しかもアシストは石川・増田と元鹿島ばかり。こんな展開は狙って出来るものではないから観に行ってよかった。

その増田もフル出場し体を張った攻守に渡る奮闘で勝利に貢献。もともと巧いがフィジカル面でもチームを助けていた。頑張りを見られたのでよかった。大満足の水曜夜のナビスコだった。