Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

2010J2第10節 東京V×鳥栖

2010-05-04 | Jリーグ

野津田からバスと電車で飛田給へ移動。

今年のヴェルディのホームゲームは初だが、飛田給を降りた時から寒々しい白けたムードを感じた。それは味スタに着いても変わらず、ガラガラのスタンドに閉鎖したバックスタンド、明らかに少ないピッチ脇のスポンサー看板の数。今日そこで試合があるんだという高揚感が全く感じられないスタジアム。

昼の町田よりもこっちの方がずっとアマチュアっぽい雰囲気だった。この危機的状況下でGWですら客が増えないヴェルディの行く末は大丈夫か。

試合自体はそれなりのメンツを揃えたヴェルディはなかなかの内容。中盤でしっかり組み立てる。技術面では断然鳥栖より上だし、やっているサッカーの内容もそこら辺のJ2と比較しても全く見劣りしていない。また守備では土屋を中心に危ないシーンを作らせない。ただ前線がフィニッシャータイプでないためか、前に運んでもシュートまで持っていけない。

一方の鳥栖。2TOPは随分豪華だがFWにボールが収まらず、入ってもサポート不足で潰される。それが後半に入ると中盤のフォローが増えてチャンスを作り押し込む。ただシュートがなかなか枠に飛ばず。そうこうしているうちにカウンター一発で先制される。

このまま終わりそうだったがロスタイムに萬代が前を向いてドリブルを仕掛けると相手がたまらずファール。これで得たFKは壁に弾かれたが直後のCKはGKまで上がってきた。すると日高が決めて同点。最後に勝ち点1を拾った。

鳥栖の素晴らしいところは最後の挨拶に松本監督も来ること。この方は本当に素晴らしい。

思えば萬代を最後に味スタで見たのは07年11月だった。あの試合がドローで終わってヴェルディが昇格に近づいたんだっけ。終了間際に萬代のシュートがポスト横に外れていったんだ。結局そのシーズン終了後に萬台は磐田に移籍。でも定位置は確保できず今年J2に出戻り移籍。時を同じくして仙台は逆にJ1昇格。時の流れは巡り巡るものだ。