Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

日本×韓国

2010-05-25 | フットボール全般

所詮あの程度の実力と分かっているから韓国に負けても何の感情も沸き上がってこない。監督好みの選手を取り揃えたチーム岡田という疑惑の日本代表が、海外組がピークを迎え今が最強とも言える韓国に完敗するのは不自然ではない。至極当然の事だ。あれならJ2上位の方が強いんじゃないか。

韓国のサッカーは見事だった。チームとしての連動した動き、走りきる姿勢。一言で言えば日本がやりたいことを全部やっていた。キムジョンウが人を潰しに行ってキソンヨンが捌くWボランチのバランスが素晴らしい。イグノは相変わらず巧い。

ジョンスを見ても危なっかしさがなかった。普段は毎週ヒヤヒヤさせられるのに。それだけ日本が韓国ディフェンスに脅威を与えられなかったという事。日本を自由にさせなかった韓国は上手だったが。とりわけ本田の左足に対するケアは研究しきったように完璧だった。相手に最大の脅威を与える可能性のある本田が封じられては攻め手はない。

いつもと変わらずミドルゾーンでの安全なパス回しに終始する偽物ポゼッションサッカー。コンディション不良で軽々相手に吹っ飛ばされる10番。終盤のセットプレーでタラタラ上がって長谷部に早く上がれと促されるベテラン。戦う姿勢・気持ちが物足りない。中心の10番がヒョロッとして淡々としているから仕方ないか。でも敢えて言わせてもらえばどうしてどっかのチームの背番号40の人がいないのか、それが物足りない。

SBもCBも本職ではない人を使うから生きない。今野は使われ方が可哀想だった。長友は走りまくって1対1で果敢に勝負していたが最大限生きるのはやっぱり左。こうしたのは監督の責任。壮行試合後の挨拶を選手に任せて今更進退伺いとは聞いて呆れる。しかも翌日になってジョークだったとは全く笑えない。もっと言えばそういう監督を放置しっぱなしの犬飼の責任。

韓国がアジアの代表として南アでやってくれそうな期待が持てた。それが確認できたのが収穫。対戦相手の青いユニフォームのチームはおそらく3次予選辺りで敗退したスパーリングパートナーだったのだろう。