Winding Road

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2010J2第12節 熊本×愛媛

2010-05-11 | Jリーグ

両チームとも守備から入るタイプで、しかも熊本は前節6失点しているためか、慎重なゲームの入りでまずは相手の良さを消し合うところから始まった。

互いに自分達から仕掛けてチャンスを生み出すシーンは少なかった。こういう時は一発の決定力がモノを言うが、それを持つ愛媛の福田の惜しいシュートを南が2本止めた。

対する熊本は右から宇留野の放ったクロスを長身のファビオが合わせ先制。あとはこの1点を守りきった。ベテラン・藤田の働きや右サイドを走り続けた宇留野が光っていた。組織的に守る事が出来るのがチームの強みだろう。

愛媛はアライールを中心とした守備組織が構築されていて、ライン形成がしっかり出来ていた。あまり大崩れしない印象を持った。サイドを基点としたビルドアップからダイレクトプレーを駆使する展開はなかなか見ていて面白かった。

攻撃面では前線を牽引する福田の存在感が大きい。また中盤で相手を引っ掻き回す赤井が良い動きをしていた。終盤には形振り構わぬパワープレーで前線に人数を割いたが惜しくもゴールを割れなかった。しかしあそこまで前に手数をかけるチームはあまり見られないので良い意味で異質な感じがした。

初めて水前寺に行ったが想像以上に古びた建物で遺産でも見ているようだった。ここでかつてフリューゲルスのホームゲームが行われていた事に更なる驚き。場所的にはKKWINGよりも市街地から近くてそれは良かったが。のどかで小さな地方らしいスタジアムで見れた試合に満足度は高く市内に戻った。