Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

2009ACLラウンド16 鹿島×FCソウル

2009-06-25 | 鹿島アントラーズ
負けたら何も残らない。一発勝負だから内容なんてどうでも良くて結果が出なかったら意味がない。

内容的にはまずまず。前半はスローな入りで早々と先制できたことから停滞ムードが高まった。逆に後半に10人になってからはむしろ試合全体を通じて一番内容の良い時間でした。攻守のバランスが取れていてよく守れていた。

何人かの選手が自分を責める事を言っていますが、負けたのは言うまでもなく誰かのせいではなくチーム全体としての敗戦。

国際試合に対する順応性は身に付けないといつまで経っても同じことの繰り返し。例えばこの試合の主審は相手に触ったらファール、倒れたらカードとレベルが低いなりに判定基準だけは明確でした。ならばそれを早く見極めて対処しなければならない。

FCソウルは強豪と呼ぶに相応しいレベルで技術力のある良いチーム。今年見てきた水原や浦項といった他のKリーグクラブは力強さを感じさせるチームでしたが、それに比べると巧さを感じるタイプ。特に印象に残ったのはFKを決めた21番のボランチと10番のCF。

普通は負けたらあれを決めていればとか、あの場面がどうにかなっていればとか、そういう仮定の想像をしますが、今回に限っては全くそういう考えはなく、一切振り返りたくないのが本音。ここ2,3年で最もダメージを受けた試合でした。

しかし引きずってばかりもいられない。来年再びアジアに挑戦するために国内で勝ち続けるしかない。出来ることはそれしかないから。逆境を力に変えて残りの公式戦は全勝する気合いを見せて欲しい。もともと反骨精神の塊のようなチームだからきっと今こそ何かを見せてくれるだろう。