Winding Road

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2009JFL前期第14節 横河武蔵野×鳥取

2009-06-06 | フットボール全般

首位攻防戦に相応しい試合。見に来て良かったと思える内容でした。

鳥取は試合運びに落ち着きがありました。とにかくバタバタ慌てない。リードした時のゲームコントロールは巧みで相手に驚異は感じさせないけれど試合の主導権は握っている。あとはJFLレベルでGKがシュナ潤だと安定感が2ランク位アップする。この人も怪我がなければ今でも仙台のゴールを守っていたかもしれない。それによって林が移籍して出場機会を得たとも言えるわけですが。

また鳥取は中盤の運動量が豊富で攻めに守りによくハードワークしていました。もともとJでプレーしていた選手達があれだけ汗かいて動き回れば中盤は機能するし前線も生きる。

阿部・小澤コンビもおもしろい。二人の役割分担が明確だからバランスが良い。しかし阿部も高校時代はかなり騒がれて鳴り物入りでプロになりましたが今は言ってしまえば都落ち。プロ入り前の実績はその後を決して保証してくれるものではない。

一方の武蔵野。リードを許した時間帯は鳥取の掌の上で転がされている感じもありましたが後半の巻き返しは見事。前半はカウンターが狙えずポゼッションしてもどうやって攻めるか曖昧が部分がありましたが、後半はピッチを広く使い左の岡を上手く生かしながら攻めました。自分達の時間にした後半立ち上がりで追い付けたから試合が面白くなったわけです。

試合の面白さにレベルやカテゴリーの違いなんて全く関係ないのが良く分かる典型的な試合。中田浩二も期待しているらしいけれど鳥取はきっと来年昇格してくるだろう。いつかはとりぎんバードにも行ってみたいものです。