Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

W杯アジア最終予選 日本×カタール

2009-06-11 | フットボール全般

内容に期待をするならば期待外れの試合。連戦の疲労蓄積なのでしょう。全体的に運動量が少なかった。一つの山場を乗り越えて中3日ではフワッと抜けたような試合になるのも仕方ないと言えば仕方ない気もします。

動きの量が少なくて連動性のある攻撃があまり見られなかった。篤人も先制点につながったクロスは良かったが上がるタイミングが遅い場面がしばしば。俊輔が中央で持った時にまだ後ろにいてパスの出し所がないケースなど目についた。また俊輔の相当なお疲れ具合はオフなしで横浜に復帰するだろうという事を考えると今後が心配。

課題としてチーム全体の底上げが求められる点が浮き彫りになったのは良かった。ボランチのレギュラーが二人揃って抜けるとかなりのダウン。またサイドバックには本職を置くべき。左タッチライン沿いまで行くとボールは一旦停滞した。

終盤は1点を奪いにいくシミュレーションとしては絶好の場面でした。そこで闘莉王まで上げたのに俺が俺がのアピール合戦になってしまい非常に勿体無い時間の使い方。おかげで終盤に興梠が消えてつまらなかった。金髪の俺王様はまだ良いとして、欧州組ブランドを引っ提げた松井の個人プレーにかなり萎えた。ドリブル仕掛けるのは良いんですけど状況を見てシンプルにやるべき所はそうすべき。

レフェリーは相変わらずのアジアクオリティできちんとジャッジ出来ないから相手が無法地帯の如く削りに来る。憲剛を真後ろから削りにいってカードなしだった時だけはさすがに本気でムッとした。

代表ブランドも復活傾向にあるのか、客入りも上々でよく入っていた。もっとも普段のJと客層が違いすぎて無駄に色々な事を感じるわけですが。そういう方々が多数来場されるから6万人も入るわけですね。人は入るが昔の予選のような熱さや殺伐さは無くなった。それが日本という国の本来の姿なのかもしれないけれど。

興梠の1対1は決めて欲しかったけれど別に構わない。代表で決めるくらいならチームで決めてもらった方がありがたいから。何だかんだ言ってもやっぱり自分の所が一番楽しいし一番大事。我が軍は戦い方の引き出しが多いのをショートパスで手詰まった代表を見てつくづく思った。早く中断期間が終わって欲しい。