元ライターの小説家への道

僕もまだ本気を出していません。

69を読んだ

2010年10月26日 23時05分44秒 | アレコレ鑑賞
「“グロテスクすぎる”と内容変更……AKB48新曲「Beginner」PV」

これは見たかったな。理由は中島監督の作品だから。

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 村上龍の「69」を読んだ。単純に面白かった。69とは1969年のことなのだが、面白かったのに1969年がどういう年か分かった気になった。村上龍自身の青春ストーリーなのだが、終わり方も良い感じ。読後感も良。あっという間に読んでやった。

 以前読んだ「赤頭巾ちゃんに気をつけて」も同年代のお話なのだが(69年の芥川賞を受賞)、色々な学生がいるな~なんて思った。片方は型破りの自分勝手、片方は内向的なグジグジ君。まあ前者の方が小説として面白そうだな。

 あとこの間読んだ、学問ノススメ。これは違う年代だが、年は18歳くらいの少年。時代が変わると考え方も変わるね。1969に青春を送った人たちは全員とは言わないが、ロックや芸術、詩、哲学などなど色々なことを考えていたみたいだ。けど学問ノススメをはじめ僕ももちろんそうだったけど、テレビの情報=自分の知っていることな感じで、ブルーハーツや尾崎豊に共感はしたりするけど行動はしない。いまの学生はどうなんだろう。色々と鬱憤が溜まっている気がするけど。

 69の一番面白かったのは、美人=善、ブス=悪と気持ち良く書かれていた点だ。口には出さないが、ブスにはブスだなぁと思う。その気持ちは大切だな。なんて思った。ブスはブス、それはロックだ。なんて思った。

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