元ライターの小説家への道

僕もまだ本気を出していません。

裏切り者-前編-

2010年08月12日 00時27分04秒 | 日々雑感
「AKB 初回出荷の自己記録超え」

 今一番勢いがありますね。

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 マイミクにゲームを作るのを生業としている人がいる。その人の名はSさんとしよう。僕の世代のゲーマーなら、「え!あのゲームを作ってる人!」とウキウキしてしまうくらいの人だ。僕がそれを知った時にウキウキしたのだから、たぶん他の人でもウキドキするだろう。

 Sさんは昔作ったゲームのエンディングを日記に公開していた。スタッフロールが流れると確かにその人はいた。えらいもんだな~と思っていたら、もう一人よく知っている人物の名前が出てきた。

 中学時代の友達のIだった。そいつは中学の時から絵が上手く、将来そういう方向に行くんだろうな~と思っていたら、やっぱりそういう職業について、ゲームやパチンコ、パチスロの絵を描いたりしている。エンディングに流れたのも、そのゲームのイラストだか何かを担当していたので名前が出てきたようだ。

 SさんとIが繋がっていたことを知りうれしかったのと、やはり知り合いの名前をこういう形で見るのはウキウキしてしまう。そのことを早速Iにメールすると、「そんなゲームに関わったことがあったな~」と昔を懐かしんでいた。そしてSさんの名前を出すと「そりゃまた懐かしいな~」とメールをよこした。そしてメールにはこんなことも

「Wって覚えてる?昔、Sさんの部下だったんだよ」

 Wも中学時代の同級生だ。Wは学校ではちょっとした有名人だった。ある漫画家の息子さんで、その漫画はアニメ化もされていた。今では知っている人は少ないが、僕の世代なら覚えている人もいると思う。

 Wの名前をSさんにいうと、ちゃんと覚えていた。そしてWが手がけていた仕事を教えてくれた。彼はゲーム音楽を作曲してデビューしていた。アマゾンで作品を買うこともできる。

 けど残念ながら僕とWは友達とは言いがたい。僕とWは科学部に属していたので仲は悪くなかったのだが、彼は中学1年で他校に転校して行った。それともう一つ僕は彼にとって裏切り者だからだ。

 つづく
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