元ライターの小説家への道

僕もまだ本気を出していません。

びしょ濡れ3兄弟

2006年04月13日 01時17分38秒 | 日々雑感
 オリコンでブログをやってほしい人のアンケート結果が載っててさ、イチローが1位だったりするんだけどさ、オレ(馬鹿スポーツ)からするとゼンゼ興味なくってさ、それよりもヒットラーとかプレスリー(両名ともラスベガスで生きているらしいです。いぇ~い)のブログを読んで見たいわけさ。その望みは残念ながらまだ叶わないんだけどさ、聖徳太子など歴史上の人物のブログを見つけたんだよ!
 その名も偉人ブログ。中でも僕のオススメは松尾芭蕉のブログと源義経と平清盛のメッセかな。聖徳太子って大変だったんだな~と思います。(supported by Fumihiko)

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 今日は朝から雨だった。西日本では大雨との予報だったが、東京では春雨がそぼ降っていた。雨降りの中会社に行くのは憂鬱だが、雨後の晴天をイメージすると、足取りが軽くなる。僕はローテーションで履く靴を変えている。今日は先日購入したばかりの靴の日だったが、雨に濡らすのは気が引けたので、少し古めの靴を履いて家を出た。

 いつもと同じ道を傘を差しながら歩いていると、ジョギングをする男性とすれ違った。もちろんのことながら傘は差していない。He is びしょ濡れ。彼のジョギングは健康のためになるのだろうか?僕は彼の後姿を一瞥し、先へと進んだ。

 最寄り駅が見えてきた。通勤する人々は駅に向かって歩いていくが、その中を逆走する自転車があった。乗っているのは女性。豚の鳴き声でも聞こえてきそうな必死な形相で自転車をこいでいる。そして彼女もまた傘を差していなかった。正確に言うと傘は持っていたのだが荷台のカバンを覆うのに使っており、顔はずぶ濡れだった。She is びしょ濡れ。自身が濡れてまで大事にすべき物が、カバンの中に入っていたのだろう。僕はカバンの中を想像しながら、駅の中へと進んだ。

 いま僕は夢中になって読んでいる本がある。なんちゃらかんちゃらードという本だ。電車の中で没頭して読んでいる。会社がある東京駅が近づき、ドアが開くギリギリまで活字に目を通す。今日も楽しい通勤になったと満足しながら、八重地下方向に進む。会社の近くの地上へ出る階段が表れた時、僕は気がついた。

傘がない。

 本に夢中のあまり電車の中に忘れてきてしまった。雨脚は弱くはなかったが、春雨を浴びながら会社へと向かった。I am びしょ濡れ。

未完だけど眠いから寝る。
コメント (7)    この記事についてブログを書く
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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (チャッキー)
2006-04-13 11:29:33
うまいなー。読ませますね。

3人目はご本人でしたか。



読んでる本が気になります。

「魅惑のシルクロード」に3000点。

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Unknown (村尾)
2006-04-13 13:33:15
チャッキーさんも読んだことのある本ですよ
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Unknown (Unknown)
2006-04-13 23:37:22
ははあ、ザリンチですな。

感想楽しみにしてます。
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Unknown (アヤ)
2006-04-14 00:05:49
これは、実話が元になっているんですよね。

傘を電車に忘れて濡れた。。実際は「きぃぃー!(ハンカチ噛んで)」ってなった筈なのに、ちょっといい話風になっている…

うまいですねー!
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Unknown (村尾さん)
2006-04-14 01:45:11
>unさん



知らない人が、僕をリンチするのかと思いました。



>アヤさん



 実話というか昨日の出来事ですね。本当は別の誰かが濡れているのを見たかったのに…しくしく
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Unknown (アヤ)
2006-04-15 00:18:56
人の濡れている様を見て笑いたかった…と。ということは、天罰が下ったのですね。

偉人ブログ見ました。おもしろすぎます!
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Unknown (村尾さん)
2006-04-15 12:01:48
ええ!?別の誰かが濡れているのを見て号泣したかったんですヨ!

笑いたいとは一言も言ってませんよほ。アヤさんの思い込みでしょう。ちゃんと「しくしく」と泣いているじゃないですか。くわ!



はっはっは。
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