朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

中国人の曝買

2015-09-28 21:12:43 | 21世紀
中国人の爆買い
2015/09/28
 中国人の観光客の爆買いで、デパートや免税店は、売上上昇し喜んでいます。
 どんな物を買っているかと言うと、生活用品が多いようです。
 温水洗浄便座や魔法瓶、炊飯器といった家電製品も人気です。こちらは定価が日本の方が安かったり、性能が良く「本物(ニセモノでない)」ことが評価されているようです。
 売れた商品のベストスリーは①医薬品、②化粧品、③温水洗浄便座、の順です。
 中国はGDP世界第2位の国になりましたが、日々の暮らしやソフト面では、まだとても日本には追いつけないし、「おカネはあってもモノが買えない」いらだちや ストレスを抱えているようです。 富裕層であっても、内心では日本にあこがれ、日本人のような生活がしたい と思っているようです。
 昭和40年代の日本、高度成長とともに、私達もいろいろ、洗濯機・掃除機・テレビ・クーラー・自動車など、競って購入しました。 
 あの時代の自分たちの心理を考えると、中国人が日本で買っているのは、欲しい主力の物ではなく、お小遣いで買うアクセサリーのようなものの気がします。
 家具・調度品・照明器具・調理施設・風呂などが消費の本命のような気がします。
 爆買いを儲けのチャンスと喜ぶだけでなく、消費の本命部分に、日本メーカーは力を注いで欲しいなと感じます。
 中国は人口が多いですから、爆買いはまだまだ続くでしょうが、これに頼らぬ輸出に努力したいですね。
 中国人が定価で買っているのは、面白いと思います。
 昔の事ですが、香港やジャカルタで買い物するのは、値切りが楽しみでした。
 「これいくら?」と値段を聞いて、「ふん」と返事をし、店の外に出ようとします。
 店の店員は追いかけて来て、肩をチョンチョンと叩き「値段を1割下げます」と言います。買う気のあることを見せるように、商品をもう一度見て、「ふん」と返事し店の外に出ます。また店員は追っかけてきます。これを何度か繰り返し、当初提示の半値くらいで取引が行われるのが例でした。
 昭和40年頃、大阪の問屋街で「これいくら?」と訊くと、算盤を取り出し、玉を動かし「これでどうです?」と値段を伝えます。買い手は、その算盤玉を動かし「これにして」と意志を伝えます。お互いに算盤玉を何度か動かし、買取値段に至るのです。正札販売はスマートですが味気ない気もします。中国人が値切らずに、定価で買うのは、奇跡的な気がします。
 サウジアラビアの王様はフランスに随行1000人と、一か月避暑に行き、全員で爆買いするそうです。宝石店では「ここからここまで」と指さし、金額など気にしないそうです。そんな爆買いに比べると、庶民の爆買いは可愛いですね?
 日本人は、海外旅行で、爆買いしているのでしょうか? 日本人には海外で買うものがないかもしれませんね? 宝石を着けるのだって、指輪くらいで、「泥棒成金」に出るような首飾りなど着けるチャンスもないですしね?
 曝買いは 楽しいけれど 重たいな     値切るのは おしゃれでないの 日本では


最新の画像もっと見る

コメントを投稿