朝礼の話題

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免疫は身体の何処に

2016-12-10 00:22:50 | 21世紀
免疫は身体の何処に
2016/12/09
 安保徹先生の免疫の本を読んで、免疫は白血球の働きによるもので、血液の中に免疫があるのだと理解していました。藤田絋一郎先生の本には、「免疫の8割は腸に、2割は脳にある」と言われます。どういうことなのだとグーグルで検索すると次のような記事がありました。
 体の中で最も免疫力を発揮する場所、それは腸です。
 生き物のほとんどは、口から肛門までひとつのトンネルのように繋がっています。何かものを食べれば、食道から胃を通り十二指腸へと進んでいく。私たちの体の中は、空洞になっていて外とつながっているのです。
 そのため外からくる病原菌なども、体の中に簡単に入ってきてしまいます。こういった病気の元となる外敵を食い止めるのが、腸に多数住み着いている免疫細胞なのです。
 腸にはなんと体全体の免疫細胞の6割が住み着いています。また、腸は第二の脳とも呼ばれ、口から入って腸までたどり着いたものが、害か無害かを診断する働きを持っています。
 全身の皮膚の200倍の面積を持つといわれる腸の粘膜には、リンパ球とよばれる免疫細胞がたくさん集まって、リンパ組織という防御層を作っています。そして、体に害があると判断されたものは、このリンパ球が攻撃して外へ排出するという仕組みになっているのです。これが免疫力です。
● 乳酸菌は独立した生物で、人間の一部ではありません。人体の表面に付着すると、免疫力を刺激します。ちょうど、あるグループに知らない顔の人が入ったら、出ていってくださいというように、病原菌が入ってきたら、すぐにキラー細胞がやってきて戦います。そして、キラー細胞が病原菌との戦いに負けてしまった場合、感染症になります。同じように、乳酸菌がやってきても、キラー細胞が集まってきますが、乳酸菌は刺激するだけで戦いにはなりません。体の表面に乳酸菌を与えると、人間の体は外来物として抵抗し、免疫力は強くなります。抗生物質を塗っても、抗生物質は生物ではないので、キラー細胞や免疫細胞が寄ってこないのです。 生きた菌が人間の表面に触れると、体は異物と認識して、免疫細胞が働いて、体を守るために常に外来菌を監視するようになり、免疫機能が活性化します。ちょうど、会社のガードマンと一緒で、誰も人が来ないと眠くなってしまいますが、頻繁に人が行き来すると常に緊張して仕事をします。
 腸内細菌は、免疫に役立っているのですねぇ。脳に免疫があるという意味は、副交感神経が免疫細胞を励起する意味だそうです。落ち着いた生活は免疫を強化することを知りましょう。


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