朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

建設再開

2011-12-23 11:42:35 | 21世紀
人からコンクリートへ
2011/12/23
 八ッ場ダムの建設再開が決定されたそうです。「コンクリートから人へ」のキャチフレーズで、前原国土交通大臣が大見得を切ったのがほんこの前のようにも、昔のようにも感じます。
 民主党は、考えの間違いと方針を何故変更するのか、説明して欲しいですね。
 公共投資を通じて景気を良くするという政策を廃止し、国民に直接生活保護を与えたり、教育を国費で行うなどの政策を実行する象徴のように思っていましたが、建設は必要だとするなら、高校教育無償化も廃止が正しいと感じますが、バラマキは連続させるのは、民主党らしくポピュリズムです。
 私は、土木科の卒業で、土建会社で青年時代を過ごしました。戦後の高度成長の一兵卒としてその時代を過ごし、土木工事の価値を信じています。
 日本列島改造論は、日本を発展させました。山が多く平地の狭い日本の山を削り、津波の被害を受ける平地に埋め立てし、広い平野を造りましょう。
 河川・水路を整備し、洪水の被害のない国土を造りましょう。耐用年数迫る橋梁・新幹線・発電所など新しく作り替えましょう。都会のガス・下水・送電線を共同溝で埋設しましょう。
 お金があればやりましょうというのではなく、お金をつくり景気をよくするために工事しましょう。
 今回の地震津波被害でも、東北新幹線などすぐ復旧できたのは、新幹線新設工事が現に行われているからです。新幹線新設工事が行われていなければ、調査・設計・工事どの段階もスムースに行かない今の民主党政権施策のよう迷走するでしょう。どんな範囲の工事でも現に行われているような連続の投資が、地震国日本には必要です。地震のないヨーロッパのように、2,000年前の石造構造物が残る国ではありません。速やかに災害を復旧出来る組織を温存させましょう。そのためには、工事を続け、構造物を改造し続けましょう。
 東京では、高速道路環状線の工事計画が再開されていますが、住民の反対が大きく、完成は50年先と予想されています。関東大震災が来て、住民が環状高速道路の必要を感じるのはもうすぐのようです。
 昔通りが良い、変化は望まないというのは、70億の人口の住む地球では贅沢なことに感じます。変化こそ生きがいである。自分の存在価値は、変化することにあると考えるのが21世紀の生き方として推奨される日本でありたいと感じます。私は仕事を引退し、毎日が日曜日で、変化に憧れているところがありますが、ウィンダムの小説「トリフィド時代」で眼の見えなくなっても家の中では今までどうり生活できると、保守的になる人のようでもあります。


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