朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

目標を立てよう

2011-11-02 08:08:39 | 21世紀
願望・目標
2011/11/01
 アール・ナイチンゲールの「人間は自分が考えているような人間になる」を読みました。73才にもなっているのに、感激しています。
 新制中学の頃、読んでおくべき本でした。
 私は、目標という言葉に、強制されることや、義務感を感じ、聞くと気分は重くなっていました。今でも、目標立てるのは下手で、100点満点狙いの高い目標を立てては、達成出来ずに落ち込むことが多いです。
 自分のやりたくないことを、計画するから熱意もなく、忘れてしまうのです。
 この本を読んで、私の上手くいかない理由が分かった気がしました。
 欲求とは願望・目標の代名詞だ。しかし、ほとんどの人が願望や目標をしっかり定め、実現に向けて努力しているようには思えない。「いろいろなことをやりたい」というあいまいな言葉しか出てこないのだ。
 願望・目標のない人間は、海の上の漂流者と同じである。願望や目標こそ、人間に生きる勇気を与え、苦しい道のりを耐えていけるだけの力を与えてくれるものなのである。
 船旅の経験ある人なら、出航直後、船はなんて遅いんだろうとびっくりしたことがあるかもしれない。時速100kmで車は走り、時速1,000kmで飛行機旅行する時代に、時速30kmではるか彼方の港に向かう船のことを思うとなんと悠長な、という気持ちが起きても不思議ではない。しかし、船は予定の方角に向けて1日24時間、着実に進んで行く。このような目標へのひたむきな努力が積もりに積もって、思いのほか速く港に到着するのである。
 願望や目的を持っている人は、常にあゆみを緩めない。前日わからなかった問題が、翌日、目覚めた時には解決していることもよくある。何故なら、眠って居る時にも心の深層で願望や目的に向けての前進が続いているからである。
 願望や目標を持っている人間の方が、長生きするという興味深いデータも出ている。願望・目標が人の寿命を延ばしているかのようだ。生命に活力と勢いを与えるのは、人生に対する関心に違いない。
 願望・目標を立て、その達成のために努力をしているときには、あらゆるものが味方してくれるように思える。有形無形のものが力になってくれるのだ。
 実際にある種の偶然が願望・目標志向タイプの人間の運命を切り拓いていくのである。偶然というより、必然といったほうが良いかもしれない。なぜなら、願望や目標に向かっている人には、それは必ず訪れる、と私(ナイチンゲール)には思えるからである。P-96
「引き寄せの法則」と同じことを言っている。アメリカ人は偉い。


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