朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

赤ワインの効用

2015-04-16 22:48:41 | 21世紀
赤ワインの効用
2015/04/17
 またまた、白澤卓二・順天堂大大学院教授の毎日新聞への面白い投稿です。
 飲み会では「とりあえずビールで乾杯」が日本の慣習だが、50才を過ぎたら赤ワインに変える法が得策のようだ。赤ワインに含まれるポリフェノールの一種、レスベラトロールは最近の研究で、高齢期の記憶力低下を予防できる可能性があると指摘され、話題を呼んでいる。
 テキサスA&Mヘルスサイエンスセンター・再生医学研究所のアショク・シェティ博士らの研究グループは、レスベラトロールが脳の海馬に作用することに注目した。
 海馬は記憶や学習、気分などの脳機能に関与するが50才を過ぎると機能が低下して、記憶力低下やうつ傾向などの加齢性変化を引き起こす事が知られているためだ。
 研究チームは高齢期のラットを用いてレスベラトロールを与えた群と対象群との空間学習能力を比較した。円形プールを使った「水迷路」の実験で、与えた群のラットは簡単にゴールに達することが出来たが、対象群のラットは空間記憶が衰えているためにゴール到達に多くの時間を要した。
 研究チームが記憶力改善のメカニズムを探るために海馬で新しく生まれた神経細胞の数を調べると、レスベラトロールを与えたラットでは約2倍の神経細胞が新たに生まれていることが分かった。
 興味深いことに、レスベラトロールを与えた群のラットは海馬の微小血管が増加していて、海馬の血流が確保されていることも分かった。さらに、グルテンなどの炭水化物が「脳の霧」という炎症をもたらすことを本コラムでも紹介したが、レスベラトロールを与えたラットでは脳の炎症が抑えられていることも分かった。この研究は、赤ワインを飲む人に認知症が少ないというこれまでの疫学調査の結果を裏付けるものだ。しかし、飲み過ぎはアルコールによる脳委縮を起こすので、赤ワインも適量でおさめたい。(以上毎日新聞記事)
 私の高校同級生、島松秀憲さんは、現在でも非常に冴えています。若い頃から海外勤務が長く、ワインの大家です。レスベラトロールの摂取量も多く、良い影響なのでしょう。私も真似しよう。
 サントリーの「赤玉ポートワイン」は甘く、私も若い頃愛飲していましたが、これにはレスベラトロールが入っているかなぁ? 日本製の安ワインでは色付けの色でしょうね? 現在では、輸入ワインも国産ワインも安くなりましたから、充分飲めますね。日本酒にも赤い植物葉などを一緒に発酵させ、綺麗な美味しそうなレスベラトロール入りのものを作りませんか? 売れますよ。

人口集中排除

2015-04-16 00:22:35 | 21世紀
人口集中排除
2015/04/16
 雑誌「選択」3月号に、こんな記事が出ていました。
 中国当局が北京からの若年層排除に本格的に乗り出した。特に2008年の北京五輪以降、若者が滞留して人口集中が問題になっている。今後は、大学卒業生の北京への居住を大幅に制限する。1988年以降の出生者の場合、修士課程修了者にしか北京への居住許可を出さない厳しい措置だが、若者を無駄に北京に残すよりは地方に返す方が得策だと考えているようだ。北京市の人口は農民工など居住権を持たないものを合わせると既に2000万人を超えている。
 日本では、考えられない排除策です。
 アメリカで警官による黒人射殺の動画がテレビに出ていました。その解説では、大都会のホームレス集中地区での出来事と言っていました。より良い生活を求めて、ここでも大都会人口集中が起きているようです。
 科学の進化、文明の進化は、人間の仕事を奪い、失業者を増やし、人間らしい生活の出来ないいわゆる低所得者を作りだしています。
 日本の人口減少は、低所得層を作らない、良い傾向と言えるかもしれません。
 日本は、首都圏に人口集中し過ぎています。予想される首都直下地震・東南海地震があるのにもかかわらず、増え続けています。便利な生活に慣れた被災者は、その際、どんな生活を送ることになるのでしょうか?
 北京のような人口排除は、出来ないでしょうが、地方創成政策と絡めて、首都圏人口減少対策を立案すべき時と感じます。
 東北大震災のような津波が東京湾を襲う恐怖を隠さず宣伝すべきではないでしょうか? 中学校・高等学校で教師が、イスラム国が日本人を虐殺したそのままの写真を生徒に見せた。「これは教育上悪い事だ。申し訳ない」と教育委員会が謝っています。東北大震災の哀れな死体などもテレビでは見せない様規制されているようです。地震・津波の怖さなど首都圏居住者に知らしめることは、首都圏人口減少の一助になります。
 人口増加を放置しておれば、北京の大学卒業者追放のような強権発動せねばならないでしょう。
 地方に産業を起こしましょう。工場や本社を地方に移転しましょう。日本は製造業の国です。地震・津波が来ても、生産に大きい影響のない、大きな政策を早期に推進しましょう。
 関東には工場立地禁止令を作りましょう。老人福祉施設は、地震津波の被害の少ないと予想される地方のみ、設立出来る事とし、老人を移転させましょう。
 北京の非民主主義ではなんでもやれるようです。共産主義の良い所かな?