朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

メタボローム

2012-07-29 23:59:55 | 21世紀
メタボローム
2012/07/29
 メタボおじさんの私は、メタボリック・シンドロームに関係する言葉かと感じましたが、ノーベル賞の田中耕一先生の次の仕事として注目されています。
 生体内には核酸(DNA)やタンパク質のほかに、糖、有機酸、アミノ酸など多くの低分子が存在し、その種類は数千種に及ぶ。これらの物質の多くは、酵素などの代謝活動によって作り出された代謝物質である。現在では、細胞の働きを包括的に理解しようとするとき、これまでにも盛んに研究が行われてきているDNA 配列の網羅的解析(ゲノム解析)やタンパク質の網羅的解析(プロテオーム解析)に加えて、代謝物質の網羅的解析(メタボローム解析)が重要であると言われている。
 この代謝物質を分析していけば、身体の病気が未病のうちに解ると期待されています。この分析に田中耕一先生の質量分析計がフル活動するようです。
 EAPという言葉での活動もあるようです。
従業員支援プログラム(Employee Assistance Program) - メンタル面から社員を支援するプログラム。近年増えてきた職場の複雑な人間関係などによってかかるうつ病などを回避させるために企業が外部団体と契約して社員の心の健康をサポートするシステムだそうです。
うつ病は精神的な病気と現在は考えられていますが、メタボローム解析が進めば、うつ病の原因物質も発見できると信じられています。幸せを測定する物質が血液の中を流れている。それを見つければうつ病は克服できると考えられ、いじめ自殺の前兆を知り、薬剤で防止出来るとも考えられています。
麻薬や覚せい剤がなくても、幸せを感じ、健康に生活する時代は近いです。
代謝がどういう過程で行われ、不具合代謝の結果、代謝生産物がどう変わるのか? 不具合代謝をどう矯正できるか?それらが理解できれば、病気の概念も変わって来ます。
楽しい時は、何をしても楽しいです。友人や家族・子供をいじめて、幸せ感を感じる、イジメッ子・DVなどがそんな行為をしなくても、生存しているだけでうれしいと感じることが出来れば、この世は天国と言えるでしょう。
これらを体内物質から見つけることが出来れば素晴らしいことです。
しかし、現段階でそんな薬を飲まなくても、幸せであることは十分出来ます。
それは、真剣に宗教を考えることです。損得勘定という一般的価値判断を離れ、自分が損する選択・他人が幸せを感じるための選択を実行するのです。
他人から誉めそやされることに価値は無いとし、他人に迷惑かけない生き方を選択し、毎日の自分の存在していることを喜ぶ感覚を身に付けたいですね。