朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

小阪裕司著「自分らしく稼ぐ」を読む

2006-05-25 10:23:21 | Weblog
四つの原則がビジネススタイルをつくる。2006/05/24
    小阪裕司著 「自分らしく稼ぐ」 フォレスト出版
本文抜書き
私達にとって、とても重要なビジネスの四原則を言いましょう。
  第一原則  絆を創る。
  第二原則  世界を売る。
  第三原則  伝道する。
 第四原則  コミュニティを育む

第一原則  絆を創る。
① お客さんとの絆を創る。
絆つくりを実践している方の多くがやっているのは、例えば「毎日、自分たちのことを語る」などということです。
②「一緒に働いている人たちとの絆」を創る。
絆がつながっていないと、面白くありません。
絆がなければ「言われたことしかやらない」という現象になってあらわれます。
「それで、いくらお金をくれるの?」と言う単なる契約関係になってしまいます。
③「売っているものとの絆」を創る。
売っているものを、あなたが信念を持ってお客さんに「これはあなたにとって良い」と言い切れるかどうか?
自分と絆のないものは売ってはいけない。決して長続きしないのです。

 第二原則  世界を売る。
  私の知っているアラレ屋さんは、包装紙の柄まで自分で考えます。

  仕入れて売っている人たちの世界とはどうでしょう?
  自分と絆のある売っているものをズラーと自分の前に並べてみる。それが世界です。
 お客さんにより新しい世界を教える。
 自分の世界を表現して売るのは楽しいですよ!
 そうすると、どういうことが起こるか?
 いいなと思う人もいれば、いいなとは まったく思わない人もいます。
 これは、世界を表現して売る限り常にあることです。
 あなたの表現した世界が気に入ってくれるかどうかは、お客さんの感性の問題ですが、自分の世界を分かりやすく表現すればするほど、お客さんは「世界を表現している」と感じます。
 
 本来ビジネスとは,自分のお客さんにとって素晴らしい・これは役に立つ・これは似合うと思うものを、彼らが今すぐ欲しているかどうかに関わらず、教え伝えていくことから始まるのです。

 第三原則  伝道する。
 POS=Point Of Sales [販売時点管理]
 売れ筋とは今売れているもの
 死に筋とは今売れていないもの
 POSデータ=売れている結果にすぎません。

 化粧品のない時代に化粧品を売る。
 「化粧品というものを使うと、いかに女性の人生が楽しくなるか?」という事を伝道していたのです。
 伝道という感性のビジネスが失われていくと、何億も儲けそこなうこともあるのです。

第四原則  コミュニティを育む
 ①感性が共有されていること
② ゆるやかな つながりを持っていること
③ 伝道されている世界を自分たちの生活で実践している。

 ①感性が共有されていること
 いい店だねぇ ここ!
 いい商品だね これ!
 いい会社だね あそこは!    そういう感覚です

② ゆるやかな つながりを持っていること
出入り自由で強制的なものはなにもありません。
感性とは何となくの領域で、「これいいよね」と感じられる。
それが、ゆるやかに 強制力の強くない状況の中で結びついているのが特徴です。

③ 伝道されている世界を自分たちの生活で実践している。
これが重要です。
メンバーが実践しているということは、このビジネススタイルにおけるコミュニティの大きな鍵です。
つまり単に仲がよければいいと言う関係だけではないのです。

  コミュニティメンバーに何かを薦めるときには、「これは、あなたにとっていいものです」と素直に出来ます。
  強い絆のあるなかで、マスターが言うならば「いいのだろう」と、コミュニティメンバーはそのように考えます。

  「あなたにはこれ!」でビジネスが済んでしまうのです。
 *******************以上テキスト抜書き*********************
いいですねぇ! 好かれ、尊敬され、一緒にいるのが楽しい、そんな人たちと仕事をするのは最高の天国ですね!
小売の仕事でなくても、考えの根本にこの思想・スタイルを持ちたいです。
仕事に誇りを持ち、間違いのない精度の良い仕事をして、改善を常におこたらず、その努力をお客さんにも見えるようにしていく時、絆が出来ると思いました。
小売だったらもっと考えやすいですね。
商品に確信を持ち、それに共感してもらう方々に買って頂くのですから!

商品に合わせてお客さんを探すのではなく、お客さんが居て、その方に合う商品を探すのが、このビジネススタイルと感じました。
以前 女性用アパレルの店で聞いたことがあります。
商品の仕入れは買取で返品は出来ません。
仕入れにあたっては、固定客のお客さん一人一人に似合うし、そのお客さんの好みに合う洋服を仕入れるのだそうです。
そしてそのお客さんに「あなたにピッタリの服が入りました」と伝えるのだそうです。
メーカーや問屋の営業マンが、口上手く「今年の流行」など言う服を仕入れると在庫になり倒産になると言っていました。

ミネラル「プラミン」の営業のビジネススタイルを哲学しよう。