朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

子供を叱ること

2006-05-08 12:58:23 | Weblog
子供を叱る 2006/05/08
  子供の日、昼食は守恒の竹林亭のうなぎにしました。
  先客には、50歳くらいの若いお祖母さん 30歳くらいの若夫婦、5歳くらいの男の子の4人家族がいました。
  連休にお祖母さんが孫にお土産もって遊びに来たんだろう、子供さんは新しいゲーム機を貰い一所懸命喜んでいるなと私は想像し、ほほえましく感じていました。

  料理が運ばれ楽しい食事が始まりました。
  突然お母さんがするどい声で「箸で食べなさい」と言い、子供の頭を叩きました。子供は泣き出し、場はさっと白けてしまいました。
  子供の日で主役扱いの座は一瞬に砕け、嫌な想い出としてみんなに記憶されることでしょう。
  
  子供の日の特集番組で子供の躾・体罰・家庭教育などの話があっていましたが、こんな叱り方は躾ではないと感じました。
  私の若い頃似たことをした すまなかったと想い出します。
  恐らくこの家庭の嫁姑関係は良くなくて、緊張関係があるのだろう。
  遊びに来た親にイライラしている若いお母さんは、その感情を子供に八つ当たりして自分の感情のバランスを取っているのだろう。私もそんなことがあったしと思うとその若夫婦がいじらしくなります。

  私は、そんなころジャンポールスキーのヒーリングの本に出会い、自分の感情に気がつき、気分の安定をを得たものでした。
  彼のレッスンの項目のカードをいつもポケットに入れ、イライラしたときながめました。
  それは、こんなものでした。
① 与えるものが、受け取るもの。
②  ・・・・・・・
③心が乱れる理由は、いつも思わぬところにある。
④物事を、違った視点から見る。
⑤  ・・・・・・
⑥私は、被害者ではない。
⑦今日一日、私は何事に対しても決め付けずに過ごす。
⑧今、この瞬間こそすべて。
⑨すんだ過去には、もう影響されない。
⑩やすらぎを見出すかどうかは、自分しだい。
⑪苦痛をもたらす考えは、自分で変えることができる。
⑫外の世界に映るものすべてが、私の鏡。

「③心が乱れる理由は、いつも思わぬところにある」と言う文句はこの
状況を説明するのにピッタリです。
 私が腹を立てるのは、今 目の前の出来事ではなく気付いていない別の原因があると言うことです。
 「美味いものは今すぐ食え。言いたい事は明日言え」と石川さんから教えて貰ったこともあります。
 私は腹が立った時、黙ってしまって会話を止めることにしています。
 馴れた人は、怒ったら口をきかないからすぐ分かる単純な奴と思われています。

 平塚のアパートで幼児の死体3体と娘の殺人死体と義理の息子の自殺死体が発見されました。
 お母さんが借金まみれでイライラしているところで、子供や娘の煩い話に前後の見境なく殺してしまったように思え、可哀そうになります。

 30歳のころ、あんなにきれいで感じの良い人が、54歳の今では細木数子のような顔と体形になり同一人物とは思えないほど変わってしまったのは、よほどの心労があったのだろうと思います。

 借金のストレスは人間を変え、行動を変えてしまうようです。
 こうはなりたくない。そんな状況になりそうだったらホームレスになろう。
 いいこと考え、前向きに生きて、いい年を取ろう。