朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

ペットフードとピープルフード

2005-07-28 11:21:28 | 健康
獣医さんと人間医さん

 エンジェビティ:ブレイク・グラム社長の話をきいて・・

 犬の1年は、人間の7年に当たると言われて来ました。
 人間の寿命は、犬の寿命の10倍あるという意味です。
 1960年では、犬の平均寿命は10年、猫は12年、人間は70年でした。

 2005年の今では、犬は20年、猫は24年になりました。 犬猫のような生活をすれば、人間の寿命は140才になるはずなのに、80・90才です。

 違いは食事です。
 1960年のペットの餌は、人間の残り物でした。
 2005年では、専門家の調合した、ドッグフード・キャットフードです。

 獣医さんの本業は、動物を病気にさせないことを目的にしています。
 牧場で、牛を沢山飼っています。牛は肉や乳をとるために飼われます。
 病気の牛は売れません。病気の鶏は埋められます。

 病気を治療するより、環境・食事を出来る限り理想的なものにし、病気にならないことを、研究しているのです。

 アメリカの獣医さんの研究では、必須ミネラルは、ネズミで28種、犬で40種、牛で60種と分りました。

 動物愛護の観点からアメリカでは、 「動物は必要なミネラルを与えられなければならない」 という法律もつくられました。

 必要なミネラルの含まれていないドッグフードは販売許可が下りません。


 その結果が2005年でペットの寿命2倍化です。

 日本人の平均寿命が世界一になったといっても80歳ぎりぎりですから、ペットに比べると、あまり威張れませんね!

 人間の赤ちゃん食は、牛乳から離乳食など、ペット食的規制は何もなく、ミネラル不足のまま放置されているのです。
 
 きれる子供・アトピーの子供・犯罪を犯す子供は、その原因はミネラル不足という説もあります。

 せめて子供用のチャイルドフード法律をつくり人間に必要な66種の必須ミネラルを配合せねばならないとしたいものですね。

 人間用の医者を教育する大学医学部では、アメリカの場合、栄養学は2単位程度で、医師国家試験では、試験問題が1問もないので、医者にも、栄養・ミネラル・必須アミノ酸・などの知識はないのだそうです。

 まして日本では、生物や地学を知らず物理や化学を専攻した高校生を医学部に入れるのですから、アメリカよりそういう知識は少ないでしょう。


 人間用の医者は、人間が病気になって仕事をはじめます。
 一般人も健康なときには、医者にいきません。

 ①症状を抑える。
 ②根本的な原因を直す。
と医者は働きます。病院では、症状を抑えることが主な仕事になり、病気を予防するにも、栄養学やミネラルの知識がもともとないのですから、栄養的な治療法を考えもしません。

 アメリカでそんなですから、日本もそう変わらないでしょう。


アメリカでは、ミネラルによる食事の改善から、癌が大きく減少しているそうです。

「アメリカでなぜ『ガン』が減少したか」
現代書林 1260円 ケリー・ゴードン 森山晃嗣 著

 「続 アメリカはなぜ『ガン』が減少したか」
  代替統合医療ヘシフトし始めた栄養学先進国からの最新レポート・・森山晃嗣著 1260円 現代書林

などの本もあります。

 21世紀のキーワードとして「ミネラル」を頭にいれたいですね!