朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

萌え立つ緑の中国道

2005-05-16 12:08:25 | Weblog
 5月13日の金曜日 尾道まで自動車で行きました。中国山地を縦断している中国道では新緑の山が美しく、なぜ九州の山よりこんなにきれいなんだろう?と考えました。
 中国山地の山は植林されていないのです。広葉樹だけのみずみずしい緑で、杉・檜の暗い葉はないのです。
 
 国有林が多いのでしょうか? 道がなく人間が入れないからでしょうか? 洪水防止のため自然木の伐採は禁止されているのでしょうか?なにか理由があるのでしょうか? その結果の若緑は素敵です。

 岩国から上流の錦町まで、錦川清流鉄道が川沿いに走っています。秋には両岸の切り立った山腹は全山 彩色され、それが川面にも映り、錦川の名の意味が分るよと今タイにいっている広見さんから教えてもらい、わざわざ乗りに行ったことがあります。 その時は時季が遅く華やかな感じはなく残念でした。 今年の秋は、この中国道沿いの山も紅葉はきれいそうですので楽しみです。中国山地に入り、江の川・錦川沿いの道を走ってみよう。デジカメの勉強もしてこのブログにもだそうかな!

 杉花粉アレルギーの人は、春には避難にここに来ればいいと思いますが、そんな疎開療法はないでしょうか?
 
 華やかな新緑そして紅葉を想像していましたら、イソップ物語の「アリとキリギリス」を連想します。 広葉落葉樹はキリギリス 杉・檜の針葉樹はハデなところはないけれど立派な材木になるアリのように対比できそうです。
 生産第一の日本は針葉樹林 、若芽萌えたち紅葉してハデに楽しく美味しい実をつける広葉樹林はヨーロッパ・アメリカにも見えます。
 しかし植林された杉林は整然と並ぶ兵隊さんのようにも見え、戦争や競争になったら強いぞ、個人では負けても 団体では負けんぞというようにも見え、この喩えは日本を表すのにぴったりと感じました。(こんなこと考える私は暇人ですね)

 又新緑の今 美しい自然のままの森は、生き生きした未開発国の子供の晴れ晴れした表情にも見えます。人工の杉林は、新緑の季節でも暗い表情で、日本都会の自然から切り離された ウツロな表情の子供に喩えると叱られるかなあ!

 この新緑も私たちの孫・ひ孫はみられないかも・・・大陸から酸性雨がとんでくるから。


http://rocky622.web.infoseek.co.jp/wtb2/newlife.htm