http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100126-OYT1T01181.htm
2010年1月26日配信
記事の紹介です。
オバマ米政権で初、台湾に新規武器売却へ
【ワシントン=黒瀬悦成】AP通信は25日、オバマ米政権が台湾に対し、弾道ミサイルを撃ち落とす地対空誘導弾パトリオット改良3型(PAC3)を含む兵器を新たに売却することを決め、議会に通告したと報じた。
近く正式発表される見通し。オバマ政権下で台湾への新たな武器売却は初めて。中国の反発は必至で、インターネット検索世界最大手の米グーグルの中国市場撤退検討問題で揺れる米中関係の一層の悪化材料となりそうだ。AP通信が議会関係者の話として伝えたところでは、輸出されるのは他に多用途ヘリUH60「ブラックホーク」、通信関連機材など。台湾側が強く求めていたF16戦闘機の後継機種は、中国に配慮して見送られたと見られる。
中国政府は繰り返し、米国の武器売却に反対を表明しており、今回の措置で米中の軍事交流が再度、一時中断する可能性が指摘されるほか、米国が中国に求めている北朝鮮やイランの核問題での連携に影響する恐れもある。
台湾への武器売却をめぐっては、ブッシュ前米政権が2008年、総額65億ドルの大型売却を発表したところ、中国が報復として、米中軍事交流をほぼ全面的に凍結した経緯がある。
(2010年1月26日21時29分 読売新聞)
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