そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

大森静佳の鑑賞眼

2021年07月30日 | 三十一文字
2021/07/30
「大森の『この世の息』を読んでいくわれは彼女になにを望むか[歌人・河野裕子論][短歌]」
「大森の鑑賞眼は確かなり天才河野を描ききるかと[][短歌]」
「河野にはいくつも書かれおりたるも大森さんの眼を信じたい[][短歌]」
「河野さんデビューは角川短歌賞五十首詠で認められたり[昭和44年『桜花の記憶』][短歌]」
「河野さん魅力は独自の感性を太く大きく拓かせたこと
 [戦後短歌の財産を一身に受け、それを土台として開花][短歌]」
「処女作は瑞々しさと野獣もつ荒々しさのある相聞歌集
 [『森のやうに獣のやうに』 は 
 1淡く光のさすような恋と性の感覚の瑞々しさ
 2野獣のような息づかいをあわせ持つ相聞歌集][短歌]」
「多感なる河野は病みて入院す自律神経失調症で[][短歌]」
「ふるさとの井戸を覗きて感じたる不思議な暗さもつ歌集だと[][短歌]」
「ふと思ういい歌作る基本の『キ』歌読み深い鑑賞かなと[][短歌]」
「読みとるはテーマと技法抽出し連体詞句の関係を知れ[][短歌]」
「出だしとか結句の締まりいかがか[病気も持たず月並みでなし][短歌]」
「いろいろと考えフットひらめいて短歌論とは[][短歌]」
「構造はいまも昔も変わらずに七五のリズム定型のあり[][短歌]」
「構造のマイナーチェンジあるとして三十一文字の器は同じ[][短歌]」
「大森の本の延長頼めれば次の予約の入るといえり[わたしも予約した][短歌]」


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