2015/05/02
「西行は東国のつぎ西国も足をのばして旅を続けり()」
「保元の乱に破れて崇徳院怨念持ちて白峯陵に()」
「讃岐では白峯近くの真尾ミオ坂で悟道念じて修行の庵を()」
「庵から院の回向をせんとして草踏み分けて白峯に行く()」
「野茨や蔓草からまる石がありこれが御墓と思えば悲し()」
「松山の浪のけしきはかはらじをかたなく君はなりまさりけり(西行/秋成)」
「御回向と墓前で誦経していたら『円位、円位』とよぶ声がする(先程の歌に返歌をするために魔界から出て来たという)」
「松山の浪にながれてこし船のやがてむなしくなりにけるかも(崇徳の亡霊)」
「西行は成仏をせぬ院諌め『妄執忘れ成仏して』と()」
「西行と崇徳の亡霊議論せど怨みは深く聞き入れぬなり()」
「その後に『相模、相模』とよびたれば鳥現れて報告をする
(後白河院は悪運強く頑張っており、平重盛がくたばるのはあと12年かかるという)」
「その後に呪いの通りになっていき西行仕舞う胸のうちへと()」
「よしや君昔の玉の床とてもかからんのちは何にかはせん(西行/秋成)」
「讃岐へと旅する人は御幣たて慎み拝む神になりたり()」
最新の画像[もっと見る]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます