暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

痛みがなく安定しているのだが、、、

2019年09月05日 23時49分45秒 | 健康

 

2019年 9月 5日 (木) 

このところ比較的楽に過ごしている。 楽と言うには言い過ぎだろうと思うけれど3週間前の悪夢のような痛みは現在モルヒネや何種類かの痛み止めで抑えられており、その点では痛みのない日々ということでは「楽」なのかもしれない。 それもあくまでそれまでの痛みとの比較の問題であって何も問題がないということではない。 その後風邪かそれとも癌が肺を圧迫してかは定かではないものの咳がでて痰が絡む。 それで咳止めや痰を和らげる薬を処方されて服用しているものの咳が気管の奥まで下がっていくような気にもなり、それがいまのところ憂慮の種になっている。 医者は肺の炎症ではないと判断しているし実際熱もないからその通りなのだろう。 呼吸の不便さについて女医は自分には分からない説明をした。 胃や食道の癌腫瘍が膨らんできて肺を圧迫して妊娠後期の婦人が経験するような呼吸の苦しさに似ているのだろうと。 自分は妊娠したことがないからその例えが分からないと笑ったのだがそんなものなのだろうか。 

現在のところ夜中にも咳き込み、体の角度を変えたりうつむいたりすると吐き気や呼吸の難しさを感じ、それを和らげるには二つの方法が考えられるだろう、と家庭医は言う。 その1 酸素ボンベで酸素を肺に送り込むこと。 その2 モルヒネの分量を多くして呼吸の苦しさを和らげること。 酸素ボンベを使っても肺が酸素を取り込んで楽になるかどうかは分からない、 モルヒネの量を上げていくにも限度がある。 以上から今のところ緊急の必要性が見られないので様子を見ながら時を待つ、というのが現在のところの暫定的な結論だ。 小康状態のように見えるけれど癌腫瘍の成長は確実に感じられる。 胃の辺りがかなり硬化しているようにも感じられ急にうつむいたり階段の上り下りに吐き気に似た嫌な気持ちになる。 足腰が弱り、階段の、ことに下から上へ15段を登ったあとでは3分ほどは息を整えるために横にならなければならない。

咳こむ問題が起こってからベッドに平らに横になれない。 胃液のような苦いものが寝ている間に込み上げてきて吐くような行動を起こし痙攣、咳が起こるからだ。 ベッドの上体側を起こし背にクッションを置き斜めにして寝るようになるのだがちゃんと眠ることが出来ず、それにしてもクッションを厚くしすぎれば下顎で胸を圧迫する形になり息が苦しくなるので顎を上げて気管を拡げるようにしなければ楽ではない。 咳止めと痰を和らげる薬を服用しているのだがその効果は完全なものではないようだ。

2,3日ごとに体調が変化しているのを感じている。 体力が落ちていることは確かなのだが癌の進行、特に腫瘍の成長を体感する。 自分の体を機関車に例えると癌を増殖しながら突き進むこの機関車は破滅・脱線への道をまっしぐらに向かっている。 そしてその乗客はいつ、どのように終わりが来るのか分かっていない。 ただそれが1か月先ではないこと、もっと身近にまで迫っていることだけは知っている。 機関車にはこの暴走にに耐えられる力がもうないことがわかっているからだ。


見舞い

2019年09月01日 00時38分45秒 | 日常

 

このところほぼ毎日見舞い客に会う。 2週間ほど前までは3時間ほど話していても疲れなかったものが徐々に体力の衰えとともに今ではもう1時間でも疲れを感じるようになってきている。 訪れてくれる人たちは気の合った知人・友人・近親者であるから気遣いも遠慮も要らないし楽しいものだが皆これが最後になるのを知っているから幾ら平静にしていてもどちらもこのことを意識しないではいられない。 それが普通の病気見舞いと違うところだ。 長くてあと3週間と言ってみるのだが自分でもそれがはっきりしなくなっている。 客観的・医学的事実からしてそれは確かなことなのだが体力は衰えているとはいえ意識ははっきりしていて今のところ痛みはないのだから表見は「元気」ではあるとの自覚はある。 だけどそれは単に表面的なものでしかなく、近々必ずその時は来る。 医者はそれはどのような形でいつやって来るかは予見不可能だと言う。 なんともスリルのあることだ。

外にも出ない毎日でもいいことがある。 ほぼ毎日頂く様々な美しい花のブーケが部屋の中に飾られることだ。