日々是雑感

アニメや映画の感想を中心に雑多に述べていきます

アニメ雑感1

2006-05-12 00:00:34 | 雑感
先日、前代未聞の理由で堀江由衣降板という話をしました。その代役が門脇舞ということで決まったようです。結局事務所的なバランスを取った配役に落ち着いたわけだ。(フリーの徳永愛を別にすれば大沢事務所、青二プロダクション、ぷろだくしょんバオバブで各2人ずつ分け合った)

 これを機に今回の一件の総括をしてみようと思う。

 「ぴくせる☆まりたん」側は送られてきた断り状を公開することで話題が先行し、各所で勝手に宣伝してくれた。(当然それはうちも含む)一種のスキャンダル戦術とでも言えよう。しかも「危なさ」を売り物のひとつにしている「ぴくせる☆まりたん」にはスキャンダル戦術のデメリットであるイメージダウンということを考えずとも良い。製作がわずかに遅れるという事があったにしても、総合的には+といえるのではないか。

 翻って降板を決めた堀江由衣、アーツビジョンはどうなのか。これもほとんど影響が無いといっても良いだろう。確かにイメージダウンは避けられまいが、その影響は極めて小さいものにとどまるだろう。これが「リーンの翼」降板だったら、それこそ致命的な影響をこうむる事になっただろう。(筆者はこの「リーンの翼」参加が今回の降板劇に大きな影響を与えたのではないかと考えている)今後直接政治に関わるような役での参加はやりにくくなるだろう。だが、現在の所そういった作品に出る必要性はあまり無い。
 アイドル声優としての旬が過ぎ、実力派に転じなければならないのならば政治に関わるような役ができない事は致命傷だが、アイドル声優である間はその影響はほとんど無い。しばらく耐えていれば、今回の一件は歴史の闇に葬られることだろう。それにこの作品に出れば相応のデメリットもある(左翼系に良く思われない)ということから考えても、致命的な影響があるとは思えない。

 かく考えると今回の一件、アーツビジョン-堀江由衣側に無視できるほどのわずかな犠牲を払わせることでホビージャパン-「ぴくせる☆まりたん」側は+の効果をあげられたと結論付けることができる。

 だがもし、代役が能登麻実子やこやまきみこ(「陸上防衛隊まおちゃん」のまおちゃん役)だったら事実はどうあれネタ認定していたところだ。