日々是雑感

アニメや映画の感想を中心に雑多に述べていきます

ちょっとだけ続くみなみけただいま 後編

2013-07-10 13:49:00 | アニメ
では「ちょっとだけつづくみなみけただいま」の後編をはじめますか。後編でちょっと気になったのは「これ.5話っていえるのかな?」って話が散見されたこと。話としてはすごく良く出来ているんだけどね。

では早速「続きを読む」から。
【以前の記事】
ちょっとだけ続くみなみけ 前編
ちょっとだけ続くみなみけ 後編
ちょっとだけ続くみなみけ~おかわり~ 前編
ちょっとだけ続くみなみけ~おかわり~後編
ちょっとだけつづくみなみけただいま前編



7.5話
ある日の夕方、タケルと藤岡が相対していた。微妙な雰囲気の中、タケルはいつもの疑問を藤岡にぶつける。
「君はあの三人にとってどんな存在なんだい?」と。


まずこれ7.5話じゃないだろ。タケルと藤岡の対話はすごく良く出来ているのだけれど。

チアキにとって藤岡は大切な居場所だけど、タケルはおいしいお菓子とかを持ってくるだけのおじさんだからなぁ。その扱いの差はしょうがないな。カナのプリンの話は無印12話のあおしま脚本によるオリジナル部分からだよね?上手くフィードバックしてるなぁ。

あとタケル、レイコさんは大事にしろよ。

8.5話
ある日、チアキは家でシュウイチと共に宿題をしていた。そこにカナが現れ、シュウイチを見るなり「お前、誰だ?」と問いかける。どうやらカナはシュウイチの事を覚えていないらしい・・・。

カナよ、お前はかつてこやつにばっちりと着替えを見られているだろ。それを忘れるなよ。なるほどプレーンヨーグルトというのはそういう意味も含むのかというのはちょっと目からウロコでした。

一番の問題はこれも8.5話じゃねぇだろって事なんですが。

9.5話
カナとリコが映画「イマコイ」の話で盛り上がっている。原作とドラマを見ている二人は映画もおさえていておきたいと思ってはいるが、なかなか踏ん切りがつかない。そこでカナは原作やCMなどを元に映画を再現しようと言い出すが・・・

恋愛映画を一人で見に行ったと言って二人にドン引きされたり、カナに対してヤンギレしたりとあらすじには出てきませんが、この話の主役はケイコさんです。

ケイコ役の後藤沙緒里さんが「ゆるゆり」の一件でこんな風にヤンギレして、音響監督のえびなやすのりさんが今回のカナみたいに詫びてたのかなぁ、なんてふと妄想してしまった。音響を入れるとかそんな話だから特にね。

10.5話
すき焼きパーティーとなった見舞いの後日、トウマとマコトはふたたび南家へと向かっていた。トウマはマコトに向けて「今日はマコちゃんにならなくて大丈夫なのか?」と問いかける。見舞いの時はマコトの姿で大丈夫だったと自信満々だが、果たしてどういう顛末になるのか?

マコト、チアキがなぜお前を出入り禁止にしたかわかってないだろ。ほんとにバカ野郎だな。でもマコちゃんのことは大好きなんだな。

11.5話
クリスマスも終わり年も押し迫る中、ハルカと速水とヒトミは喫茶店で話をしていた。そんな中ヒトミは心残りがあるようなそぶりを見せる。それに対して軽く流すように要求するヒトミだが、ハルカは無邪気に「前に言っていた料理を作ってあげたい人とはどうなったの」と問いかける。それこそヒトミの心残りだったのだ。

これってマフラーネタのフォローなど11.5話としての要素を多分に含んでいるけど、実質は4.5話だよなぁ。でもハルカと速水とヒトミちゃんという珍しい組み合わせによるガールズトークというのはなかなか出来ることじゃない。

ハルカ姉さま、「肉食系」とか「草食系」という言葉くらい知っておいてください。草食系と聞いた時にウサギを思い出したのはヒトミちゃんのせいでしょうか。ま、あのウサギは寂しいと死んじゃうじゃなくて、寂しくなる前に騒ぎを巻き起こしているんですが。速水先輩にとって保坂の扱いというのはそんなですか。

結論は邪神も神だって事で。

12.5話

水曜日、チアキと内田は共に宿題を片付けていた。そこにミユキちゃんがやってくる。ミユキはカナに「木曜日に来てくれ」といわれたらしい。「水曜日と木曜日って似てるから間違えちゃった」というミユキと意気投合する内田。その姿を見てチアキの中の天使と悪魔が目を覚ます・・・


みなみけが誇る天然二人の初邂逅。こういった原作には無いが、面白そうな組み合わせを試すというのも原作への理解力が無ければ出来ないこと。アニメオリジナルで天使と悪魔をやるのはこれが初めてかな?

天使と悪魔は台詞回しとかは悪くない。だけど、せっかく茅原さんが上手く演じ分けしているのに「悪魔でーす」「天使でーす」は余計だったんじゃないかと。

それにこれも実質は3.5話だよなぁ。

13.5話
十分飲んで騒いだ花見も終わり、チアキは散り行く桜に思いをはせていた。ハルカとカナが帰った後にあの男が現れる。そう、カレーの妖精と呼ばれた男が。

今までの「ちょっとだけ続く」とはまったく血色の異なる話。

保坂とチアキの対話(?)にこれが最後という寂しさとまた会えるかもしれないという希望を抱かせ、そして後半の三姉妹の会話の中に「おかわり」「おかえり」「ただいま」と入れてくる隙の無い構成に思わず胸が熱くなってきましたよ。

これは今までの積み重ねがあればこそ。これこそ「みなみけ ただいま」のフィナーレにふさわしい。でもそれは「みなみけ」のフィナーレではない。いつかまた会えることを願って・・・