日々是雑感

アニメや映画の感想を中心に雑多に述べていきます

仮面ライダー剣の総括と仮面ライダー響鬼第1話

2005-01-30 11:57:42 | アニメ
 特撮のカテゴリが無いので、アニメカテゴリで。

 まずは剣の総括。
 とにかく各脚本家の個性が強く出すぎた印象。序盤ですらこう感じたのだからメインの脚本家が抜けて会川、井上体制になった中盤後半は特にその印象が強い。
 確かに会川氏、井上氏共に脚本家としての能力も実績もある方ではある。だが、続き物である平成ライダーにおいてはそれをまとめるべき人間の存在は不可欠ではなかったか。そのためにアニメや続き物特撮のウルトラマンネクサスにはシリーズ構成をおき、そのような齟齬を最小限に食い止める努力をしている。
 それに比べ剣は監督さえも統一されず、シリーズ全体を見渡してストーリーを組み上げられるスタッフが(少なくとも見た感じでは)見当たらなかった。
 それによって生まれた感想はどうしてもこうなってしまう。
「個々の話は面白いんだけど、なんか感動できない」
「キャラクター造形がばらばら」
 特に最終回はアンハッピーではあるけれど、きれいにまとめているだけにねぇ。惜しいよなぁ。

 で、響鬼ですが・・・。
 
 これは変化球というより分身魔球とか大リーグボールレベルですよ。大河ドラマなOPとか冒頭のミュージカルとか口から火を吹くライダー(しかもバイクに乗ってないし)とか街中ではなく屋久島からのスタートとか。エンディングの布施明とか。

 でも、細川茂樹さんのヒビキは良かったですな。演技も安定感があるし、飄々としたところもいい感じ。だけど、蘇我入鹿は無いよな・・・

 この分身魔球レベルの物からどうストーリーを組み上げていくのかは期待大。