e-note 2005

どうも、ぽんすけです。メモ帳代わりに軽くやらせてもらいます、嘘だけはつかないように・・・

ベネズエラ

2006年07月23日 04時30分12秒 | テレビ
NHKスペシャル『脱アメリカ宣言 格差社会と戦うベネズエラ革命』を見る。面白すぎて興奮した。

いろいろな所を旅して歩いたので、けっこう世界のことに興味がある。が、中南米に関してはコロンビア・エクアドル・ペルー・ボリビアの4ヶ国を1ヵ月半という短い期間で大急ぎで見てまわっただけなので、なにぶん知識が薄く狭い。それだけに勉強になった。

よく中南米・カリブは‘アメリカの裏庭’と呼ばれる。完全にアメリカの勢力が及ぶ範囲で、アメリカ人にとっては裏庭くらいの気分でいるんだろう。それだけにキューバ革命は精神的な打撃が大きく、いまでもキューバは徹底的な嫌われ方をしている。

世界第4位の産油国であるベネズエラも、そのオイルマネーをアメリカ・メジャー(石油ビジネスを牛耳る多国籍企業)と一部のベネズエラの階層に完全に奪われていたが、チャべス大統領になるとそれらの権利を少しずつだが取り戻し、なおかつその利権を貧困層に分配し始めた。

ベネズエラは石油による利潤を外交の武器に使い、反米国家との政治的・経済的交流を深め、南米各国を左翼政権国家へと導く引き金となっている。

そんな状況をアメリカが快く思うはずもなく、CIAや反チャベス派などの力を利用しクーデターを実行。国家転覆をもくろむアメリカも必死だ。

まるで小説のような話が現実に起きている。旅している頃、落合信彦の小説を読んでいたが、まさにそんな感じだ。

アメリカにとってイラクの次はベネズエラと言われているらしい・・・これじゃ北朝鮮に関わっている暇などないとよく分かる。

面白い番組だった。近いうち深夜で再放送するだろうからもう一度見ようと思う。