病状公開の最終章です<o:p></o:p>
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先生が足早に入ってきてゴム手を嵌めます。あたしは仰向け状態のまま目をつぶりました。「消毒します」針で突かれたような痛みが走りますが大したことはありません。「入れますよ、」こそばゆい鈍痛をいささか感じます。「尿道です。見えますね」促されて慌ててモニターを見ます。自分の尿道を目撃するなんて珍妙奇天烈な経験でして、長生きはするものだとこれは後刻の感想であります。なにしろ電車の先頭車両の前面に立ってトンネルに進入していくようなのです。「うーん、狭いですね、なかなか進みませんね。押し込みますよ。見えるでしょう、かなり狭いでしょう」そう言われても比較の問題であたしには何とも言いようがありません。「よし入った、」先生は意気込みますが、こちらは階段一つ踏み外したようにがくっと異様な感覚。「元に戻しますよ、あっ、石があります、白く光っているのがそうです。おっ消えた」<o:p></o:p>
どうやらレンズの先で砕いたようですが、まさかそんなことはありますまい。「ささくれているのがわかりますか、出血の跡ですね。もう一度奥まで入れます。きれいですね。外に何の心配もありませんよ。」<o:p></o:p>
どうやら悪い症状はない様で少なからず診察台の上でほっとしました。「それでは後で説明しますから」。検査は無事終了しまして再び診察室の前で待ちますが、時刻はとう十二時は過ぎています。患者さんの数もぐっと少なくなっています。<o:p></o:p>
再び先生と向き合います。前回ですか腎臓に石があることはお話してありますね、それがときに尿道に入って、小さい石でも折りにふれて災いするのです。普通でしたら流れるのですがね。尿道が狭くなったことにつきましては原因は分かりません。七十年の年月の間にいろいろあっての症状としか言いようがありません」「老化現象ですね」これはあたしです。先生は微かに笑います。たまの血尿は気にすることはありませんと最後にお墨付きを頂きまして、それが今日の何よりの嬉しい収穫でありました。<o:p></o:p>
「今日は薬を出します。検査のあとのことで細菌を抑える薬、それと胃の薬。そして尿道を広げる薬です」 うひぇー、尿道を広げる薬とは嬉しくなりました。石も流れいささかでも頻尿、排尿困難が改善されればあたしとしては御の字であります。先生に今日一日は痛みが残るし、カメラのせいで血尿もあります。しかし心配はありませんが万一熱がでたら来てくださいと念を押されました。<o:p></o:p>
次回の診察日を決めて帰路につきます。<o:p></o:p>
「これで終わりです」。<o:p></o:p>
ホッと一安心です。良かった!良かった!
今日はこれから青砥のシンフォニーヒルズで「幸田弘子の舞台朗読」を聴きに行ってきます。
薬の効果が出るといいのですが。
寒さに向かう折り、夜分に起きるのは辛い事とお察し致します。
此の次には「夜中に一度も目覚めず、ぐっすり安眠できるようになった」というようなニュースを期待しております
私の頻尿は、神経が過敏のようで、漢方系の薬を処方されています。
お早うございます。
ありがとうございます。
あらためて万歳を唱和したい気分であります。
お早うございます。
とにかく一安心です。
本当に薬の効果が出ればと思っています。青砥とはまた懐かしいです。一寸時間かかりますね。
お早うございます。
どんと来い 老化老化で 生きてやる
お早うございます。
そうした報告が出来ればと願っています。一応は一安心といったところです。凄い薬があるものと感心させられました。
お早うございます。
思ったより痛みも薄く驚きました。あたしのも神経的なものがあると考えています。昔から外出や就寝のさい、出ても出なくてもトイレに行かねば気がすまないほうでしたので。