実は前日行くつもりだったが
よりによって、暑さのぶり返した昨日になってしまった。でもそれが良かった。捨てる神あれば拾う神在りで、結婚している下の孫娘が夜のうちに遊びに来ていて、送り迎えしてくれるという。昼過ぎに帰ればいいのだそうだ。
九時出発。車がなければ当地では暮らしにくいと、つくづく実感する。先ずは内科、いくらか腎機能の数値が良くなっているとのこと。息苦しいのは、心臓の状態は問題ないので、原因は遥か昔の結核の手術の後遺症ということだ。情けない話である。
次は跳ね指の経緯を診てもらう為に整形外科へ。患部に懸命に塗り薬をすり込んでいたのだが効果なく、結果として許された二回目の患部への注射をすることになった。それで駄目なら手術である。左はそれで完治している。看護婦さんが二人スタンバイ。先生入念に患部を消毒、細い注射器、長い針五センチぐらいあるか。これが痛いのである。半端ではない。うううっと呻いて手が丸まりそうになる。看護婦さんが手の甲を抑え込む。なんたって患部に針をえぐるように動かすのだ。手術のがよほど苦痛がない。なんたって麻酔を注射してくれるのだから。
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