3月30日 せわしい一日
昨日は天気予報ピタリと当たってぽかぽか陽気なり。こんな日に歩かねば歩く日なしと、畳一畳分はあろうかと思われる大型電気店のチラシを点検す。さして欲しいものはないが、散歩がてらかみさんと開店時間に合わして家を出る。空港のような駐車場は既に満車状態なり。目玉商品は早々に整理券を配り終わった模様で人々、台車に積んだ商品を車に運んでいる。小生も経験あるが、おそらく一時間前から並んでいる筈、ご苦労なことである。
店内を一巡、お一人様一パック(8本)限りとある、単三電池を二個、懐中電灯を二本購入す、それぞれ金百円也。
家へ戻れば既に十一時半、昼飯には少々早いが朝食も早いので腹が空くのは道理と、帰路に買った、小生はおかかと鮭のおにぎり、かみさんはサンドイッチを食す。腹が満ちれば瞼が重くなるのは必定なれど、予定通りに千円理髪店に行く。
近所に二軒あり、一軒はチェーン店。もう一軒は従来の床屋なれど、先ごろカットのみは1000円の看板を出した店なり。さてと思案はしたが後者に決めて自転車で向かうなり。このお店、当地に来たとき一度利用したことがあれど、出来具合が気に入らずそれきり行かなかった店である。
ドアを開けるも人影無し、声を掛ければ少々お待ちと老婆が顔を覗かし、入れ替わり娘とおぼしき中年女性が店に下り立つ。
なかなか愛想良き女性で、カットのあとカミソリでもみ上げと襟足を剃るなり。家はここまでやりますとチェーン店との違いを強調す。これで千円とは申し訳ない気もしないではないが、今後はこの店に決めるなり。
家へ帰れば今日の日程は既に完了、後は高校野球を観戦するしか能のない老人なり。つくづく齢をとるということはつまらなきことなり。これ実感なり。