東電の全原発停止
このこと喜んでよろしいのか不安がるのが妥当なことなのか、よく分かりません。とにかく柏崎の6号機が定期検査のため運転停止となりました。これで国内で運転しているのは北海道電力の柏原発3号機一基だけとなりました。
新聞紙面では夏の電力綱渡りと大きな見出しです。各電力会社は火力発電をフル稼働して電力不足を補うことにしていますが、重油の値段が諸々の事情で高騰していて既に大口小口と値上げの狼煙を上げています。
小口の値上げ幅は10パーセントとはじき出しています。一般家庭では1000円内外の負担増になるようです。まあこの程度なら、節電勝負で乗り切れるのではと思ったりしています。しかし産業界、特に中小の企業は経営が圧迫されると訴えております。
原発0で電力不足と電気代アップ、そして火力頼みは不安定。この方程式は間違いのないのでしょうか。新聞は二言目には、人も工場も流出と書き立てますが、そして既にこのことは始まっていると言います。しかしこんな話は各業種で昔ら安い人件費を求めて海外に拠点を移したりしてる実績もあることでして、今更何にをと言ってみたい気もするのです。
こういったことは、福島の人々の受けた、そして受けつつある悲惨さからみたら、凌ぎつつ解決する道筋を極めて行くのが良策と思うのです。
日本列島は今や地震王国そのもの、各地で日夜地震に見舞われています。おまけにテロ対策とかで海辺にある原発は莫大な費用をかけて、海から空からの攻撃を防ぐのに腐心しているのが現状です。原発に良いことなんて一つもないということを、心底考えるときと訴えたいのです。