日々のblog  牛込伸幸FP事務所

群馬県高崎市のファイナンシャル・プランナーの暮らしとお金のblog

高1のおこづかい、月5,000円は高い?

2010-05-21 | 子どもの金銭教育
おはようございます。FP牛込伸幸です。

昨日の夕食はハンバーグ。
うちの子どもたちは何がキッカケか肉汁にこだわります。
肉汁が出ると大喜び、出ないとブーイングです。

さすがに何十回と作っているとコツをつかみます。
これは以前勤めていた会社の方に教えていただいたのですが、

片面をこんがり焦げ目がつくまで焼く(中火かな)。
ひっくり返したら、弱火でふたをしてじっくり焼く。
これで焦がさずに焼くことができます。

ポイントは、ハンバーグがおいしそうにふくらむタイミングを逃さないこと。
これを逃すと肉汁が外に流れ出て、しぼんだ残念なハンバーグになってしまいます。

私は何度もうまく行ったり、失敗したりしながら、
最近はハンバーグのご機嫌がわかるようになりました。
繰り返しの威力ですね。
(もちろん、たまには失敗しますよ・笑)


●高1のおこづかい、月5,000円は高い?

今朝の読売に記事がありました。
高1のおこづかい、月5,000円は高いでしょうか?というご質問に応えています。

おこづかいが高いか安いかは、どこまでおこづかいに含めるかで違ってきます。
携帯電話の料金、文具、参考書を含めるかあたりがポイントになります。

私が高校生だった頃を考えると、月5,000円は多いと思います。
でも、携帯電話を使っている場合は、仕方ないのかなあと。

日本PTA全国協議会が昨年末、中二の携帯電話料金を調べたところ、
最も多かったのは、3,000円~4,000円だったそうです。

携帯電話料金込み、文具・参考書代は別途親が負担なら、
月5,000円は妥当な線だと思いました。

ちなみに、私としては、携帯電話の料金はおこづかいに含めるのがいいと考えています。
携帯電話は使えば使うほど料金が高くなる、いわば「やりくりするお金」だからです。

「やりくりするお金」は予算を作って、その範囲で使うことが大切なので、
その勉強になるでしょう。

もちろん、高額請求が来てトラブルに巻き込まれないように、
明細は親が確認する必要はあります。

文具と参考書代を含める場合、レベルが格段に上がります。
この位必要かなあという金額を決めて、それを別にプールしておく必要があります。

遊び優先になって、本代をケチってしまうのも困りものですね。
この辺りはそれぞれのご家庭で、話し合って、方針と目的を決めるといいですね。
(特に、「欲しいもの」と「必要なもの」を区別するとスムーズです)

あまり無理せず、だんだんと経験を積ませたいですね。
最初は、お菓子、CD、マンガ本、映画などのお出掛けといった「欲しいもの」と
携帯電話の料金をおこづかいとして渡してはいかがでしょうか。

友だちに映画に誘われたときに、貯蓄がないと困るといった経験が大切です。
毎月のおこづかいからつみたてをしたり、お年玉の一部をプールしたりと、
任せることで(しかも、足りないときは手を貸さない)、
こどもながらに考えるはずです。

そんな感じで、やりくりを学んだら、次のステップに進めばいいでしょう。

おこづかい帳を付けないと、次のおこづかいは渡さないといったルールを
決めるのもいいかもしれませんね。

株式会社だって、株主に対して、定期的に決算を報告していますから。


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