旅はまだ終わらない(旧構造有機化学研究室)

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今週の1曲(No32)(11月4日) No327

2007-11-04 07:50:55 | 音楽
          

今回は、ヘンデルのメサイアである。 バッハのマタイ受難曲にも勝るとも劣らない大作である。 ヘンデルのメサイアと聞くと、知らない人も多いかもしれないが、第二部最後のハレルヤコーラスを聞いたことがない人は、まずいないだろう。 メサイアとは、新約聖書中のメシア、すなわち救世主キリストのことであり、この曲もすべて聖書の言葉による歌詞である。 すべて英語である。 1741年に、チャールズ・ジェネンズという人が、旧・新約聖書から歌詞を編集し、265ページにもわたる台本をヘンデルに渡したとされている。 独唱曲、重唱曲、合唱曲で構成されており、演奏時間は2時間半前後の大作である。 第一部、降誕、第二部、受難、第三部余波の三部から成っており、全部で53(54)曲である。 あまりに長いので、通常は抜粋盤しか聞かない。 カール・リヒター指揮、ロンドンフィルハーモニー管弦楽団のものが人気のようだ。 その他、ガーディナー指揮、イギリスバッロック管弦楽団、クレンペラー指揮、フィルハーモニア管弦楽団などがあるようだ。 私の持っているのは、マリナー指揮、アカデミー&コーラス・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズのものである。 秋の夜長に、じっくりと聴くと心が洗われる感じがする音楽である。


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