この6月2日で、九州大学の箱崎キャンパスに米軍機が墜落して50年が経つということで、NHKで特集を組んでいた。 第313航空師団第15戦術偵察飛行隊所属のRF-4Cファントム偵察機が、板付(福岡)空港に帰還する際に、建設中の電算機センターに墜落した事故である。 小学5年生になっていたので、その日のことは鮮明に記憶している。
理学部と工学部の間の空き地での抗議集会
この事件を契機に、九大でも学生運動が激しくなり、今の学生諸君には想像もつかないだろうが、数千人の機動隊がキャンパス内にも投入され、翌年の卒業式は中止となった。 その年の東大安田講堂事件など、日本中の大学が荒れた時期であった。 もちろん、当時の無秩序な大学が良かったなんて全く思わないが、かと言って、大学や行政が決めたことに全く反対も批判もなく、従順に従うだけの現在の学生を、日々見ていると、これまた不安になってしまう。
福岡市内でのデモ
From Face Book: The Phantom fighter crashed into the building under construction in Kyushu University 50 years ago yesterday.