今日から4年生対象の科学英語が始まった。 これは、応用化学科教員が交代で英語を教えるというユニークなもので、数年前から始めた。 一応、責任者になっているので、第1回目の解説等を担当している。 学生の英語力の低下は大きな問題である。
楽天は、社内公用語を英語に完全に切り替えるそうである、ユニクロも、つい最近、公用語を英語にすると発表したばかりである。 まあ、世界市場に出ていくなら当然の措置であろう、アジアでも英語がほぼ準公用語化している国も多い。 近い将来、英語ができないと、国内企業にも就職できない時代が来るであろう。 こんな時代なのに、日本語教育に影響を与えるとして、早期英語教育に反対している人も多い。 ますます、世界から取り残されていくことがわからないのだろうか。 一般に、日本語ができない人は英語もできないし、英語ができる人は、きちんとした日本語を話すものである。

シンガポール航空、及びシンガポールチャンギ空港を利用して感じたことであるが、ここまで発展した大きな理由は、おそらく間違いなく、あらゆる部門を英語ベースにしたことだろう。 機内も空港も、英語主体であり、シンガポール発着なのに母国語のアナウンスさえない、また、空港内の施設も英語の案内が最初である。 現在、日本のアジアでの地位が相対的に低下していることと、この英語に対する政策とは無縁ではない。