夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

夜が明けたら

2009-06-28 16:47:15 | つれづれなるままに
「夜が明けたら」

 夜が明けたら
 一番早い汽車に乗るから
 切符を用意してちょうだい
 私のために
 一枚でいいからさ
 今夜でこの町とは
 さよならね
 わりといい町だったけどねえ

 学生時代、浅川マキの歌をよく聞いていた。「かもめ」もよかった。「不思議な橋?」もよかった。でもこの「夜が明けたら」は、なぜだか人生や流転を感じさせた。
 今、自分にはこんな身軽さはない。

いのち

2009-06-28 09:33:59 | 創作(etude)

 わたしなんか
 なんで
 うまれたんだろう

 わたしなんか
 うんでほしく
 なかったわ

 わたし
 うまれて
 そんしちゃった

 わたしなんか
 なんで
 うんだのよう

 そんな
 こどもの
 問いに
 母親は
 どう
 こたえるだろう
 

 やどった
 いのちは
 だれでも
 ひきうけるしか
 ないのだから

 いのちは
 ははおやだって
 ちちおやだって
 じぶんのものだけでは
 ないってことを
 だれにも
 おしえられなくっても
 感じているのだった

 おまえは
 お父さんと
 お母さんが
 愛し合って
 そうして
 かみさまが
 そこに
 いのちとして
 私たち家族に
 さずかったのだから
 おまえは
 おとうさんや
 おかあさんが
 たいせつに
 そだてているし
 かみさまにも
 見守られているんだよ

 だから
 おまえは
 おまえ一人で
 生きているんじゃないんだ

 かみさまから
 いのちを
 さずかったから
 いろんな
 たのしいことも
 つらいことも
 感じることができる
 かみさまは
 おまえがこれから
 すこしずつ
 ひとりで
 いきていけるように
 みんなと
 なかよく
 くらしてゆけるように
 こうして
 おまえに
 いろんな
 こんなんを
 くださっている
 おまえは
 それを
 たいせつに
 うけとめなくては
 ならないんだ

 「ありがとう」
 そのことばは
 困難があると書くんだ
 その困難を
 のりこえたときに
 ほんとうの感謝のきもちが
 そこにうまれるんだよ

 こまったときには
 「ありがとうかみさま」
 そうとなえるんだ
 そうすると
 なんだかうちがわから
 ゆうきがわいてくるんだ
 
 おまえは
 とても
 かしこいこだから
 きっと
 それができるようになる
 しあわせだと
 かんじられるようになったら
 ああ
 いきているって
 たのしいなって
 きっと
 おもえるときがやってくる
 
 かみさま
 わたしたちに
 いのちを
 くださって
 ありがとう
 
 
 

気温29℃

2009-06-28 06:48:24 | ブルーベリー畑
 連日の暑さの中で、午前中はボランティア会の「クリーンロード作戦」に参加。約2時間、岩木山の観光道路や公園を歩いた。思ったほどの成果はなかったのは、結構最近企業ボランティアが、社会貢献活動を行っているからだろう。それでも、軽トラック一杯分のごみが集まった。参加者は24人、孫を連れて参加するメンバーもいた。小さい内にこういう活動に参加して、自然にその生き方や価値観を身につけさせることは大切なことだと思う。この時期の岩木山沿いの道路は、オオヤマザクラのサクランボが大量に落下していて、知らず知らずに踏んでいたのか、何が靴底に張り付いているのかと不審に思ったが、やや小さめの黒いサクランボだった。桜桃のサクランボとは違って、口に含んでも甘さはほとんどない。
 「ボランティアをしながら健康づくりを」というような雰囲気のクリーン作戦であった。万歩計は浸けていないので、どの程度歩いたかは知らないが、結構な運動量だった気がする。それにしても、タバコのポイ捨てが多すぎる。フィルター部分は、いつまでも溶けずに残っているのだ。自分の車だけはきれいにしておこうと言う輩が多いのではないだろうか。
 お昼は嶽温泉の一画にあるラーメン屋さんで、みんなでラーメンライスをいただく。やり遂げた後の爽快感が残った。

 午後からはブルーベリー畑の水遣りで、夏場は連日水遣りが必要だ。そしてメンバーさんは種から育てたバジルの苗を、炎天下ながら畑に植え替えた。黙っていても汗が噴出す。私はたっぷり1時間30分かかって、刈払機で草刈りをした。着ている服はたちまち汗で、びしょぬれになった。この間まで暑さがほしいと思っていたが、きょうは雨がほしいとそう思うようになっている。井戸水は冷たく、使える水があるということはありがたいことだと思う。井戸を掘ってもらう前は、そばを流れるわずかな水を汲んでいたことを考えれば、相当な労力の軽減になっていると思う。
 疲れを感じたときにブルーベリー畑に吹くさわやかな風と、岩木山のぼんやりと浮かんだ雄姿を眺めれば激励されているような感覚になる。岩木山のような素敵な山を間近に暮らせることを、誇らしくさえ思う。