夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

離心

2007-03-14 08:27:46 | 創作(etude)
 
 きのうまであんなに身近に感じられた
 春の優しい薄日のようなきみの微笑みだったが
 きょうは凍てついた風に押し戻されるような
 荒波に閉ざされている孤島のごとき孤独のきみ
 人のこころとはかくも微妙な紙一重

 同じ方向を向いて力を合わせればいかにも軽い行為が
 皆ばらばらな思いを胸にしたときのかくも重くかくも苦しく
 人を疑えば際限のない暗闇の魔界に続く傷口がそこに広がっている
 誰がとかいえるものではない何か強力な磁力で引き寄せられた絆が
 今はかくも容易に離反の方向を目指しているか

 何が変わったのだろうか
 何がそう人々の心を突き動かせるのか
 まとまりと離反 まとまりと離反
 虚しさがやけにはらわたを逆流して
 白い雪道に思わず吐寫し涙する吾の情けなさ

 
 

春引き戻す

2007-03-14 07:06:39 | つれづれなるままに
 この1週間はもう、冬に逆戻りですね。昨夜は凍てついた道路はつるつるで、車もノロノロ運転でした。今朝は新雪が15センチくらい積もっていました。隣の家では今年せっかく購入した新品の除雪車がようやく日の目を見たようです。なんと言っても今年は少雪暖冬といわれていましたから。でもまだ旧暦では1月25日なんですね。
 終日、昨日は次年度の準備と、保護者への案内書など作成しています。同時並行では「青森県重症心身障害児(者)を守る会」の記念誌を作成しています。お金がない、時間がない、人が居ないの三拍子。止む無く私の施設が肩代わりして、20万円の記念誌の予算を圧縮してボランティアでやっています。自分としては、これは重症児の歴史なのだと慰めつつ、その一方で疲れるなーこの疲れはなんだろうかと思ったりしています。
 私が私がと言わなくても、動かなくてはいけないものなんだろうなと思います。
 4月1日からの事業移行に伴い連日、市役所から委託された障害判定区分の調査員が来園して何だか慌しいですね。19日から新任者研修が開始されるのですが、採用内定の職員が昨日は顔を出してくれました。みんなでまた新しい施設の歴史を作っていけたらと思います。
 昨日は弘前大学に打診していた理学療法士の派遣についての返事があり、何とか4月からリハビリテーションを軌道に乗せられそうです。早速学長宛てに「派遣依頼」の文書を作成しています。重度障害者の課題の一つ「二次障害」を如何に予防するのかは古くて新しい課題です。少しだけ心の中の不安が軽くなった気がします。
 先週までの一日の速さと、今週になってからの一日の長さがやけに違って感じられます。温泉にでも入ってのんびりしたいところですね!