家族全員が風邪熱でうなされ、私も寝たり起きたり。皆、末娘からの感染です。 農家もこの時期に為ると色々と所用があり寝てばかりもいられませんが、身体が云うことを利かないので仕方有りません。 それが、先程、汗が急に出始め随分と身体が楽になり、明日にはバッチリかなと思っております。
さて、今日の画像に有る小冊子ですが、約30年程前に購入したものですが、四日市に住まわれるご婦人の方が書かれた『星のふるさと』鈴木壽壽子著の随筆です。
口径僅か6センチの望遠鏡で、71年、73年の火星接近時の詳細なスケッチが記録されているものです。 そのスケッチと共に、幼き頃よりの星との語らいの記録が、抑制の効いた上品な文体で書き綴られて居ります。
私も71年の火星大接近から8cmの望遠鏡を使い始め、来る日も来る日も火星と睨めっこしたのが思い出されます。現在も 私が小口径機に愛着を持っているのは、少なからずこの本の影響があるような気がします。 何十回も読み返した本ですが、未だに新鮮さは失う事は無く、今も、折に触れ文面に接するたび沸々と天文熱が沸いて来ます。