晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

リベンジはおろか・・

2024年03月10日 15時40分04秒 | 天文ネタ
8日の午後からPOD内を少々清掃し、その後架台のタカハシEM-200とお気に入りの鏡筒PENTAX 105SDHFを設置する。今回は105SDHFにRC 0.72×35Pを装着しSONY a7R5で撮影することとした。架台の調子等もチェックし動作に問題ないことを確認した。そこで、一応PODの開口や回転をチェックしようと開口部の止めネジ(2カ所)を回そうとしたがビクともしない、余りに使わない期間が長く錆びついてしまったようだ。そこで、浸透潤滑スプレーを吹き付け時間を置いてから回したが全然ダメ。もう暫く置いてからスパナを使用して何とか回しPODの開口が出来た。次に、回転部だが多数のローラーの軸が錆て腐食し、特に北側が酷い状態となっていた。回転は重いが問題はないので、他の金属部等にも浸透潤滑スプレーを吹き付けておくことにした。今日、ローラー等のパーツを注文した。序に新しい望遠鏡カパーも依頼する。

準備は出来たが、地平近くに雲が湧き出し、それが、空全面に薄く拡がり、霞がかった状態で撮影は無理となった。折角なので久し振りに重星でもとタカハシLE7.5㎜とPENTAX XO5㎜にて、105SDHFにはRC1.4×でオリオン座リゲルとζ星、おおいぬ座シリウスを観望する。透明度が悪いので主伴星の光度差があるリゲルは意外に観づらく、当然、シリウス等はハナッからダメであったが、互いが等光に近いζ星は容易に分離出来ていた。

さて、翌9日(昨日)も日中は天気が良く何とか今日はとPODに向かったが、そろそろ撮影をと思っている頃よりアッという間に雲が覆いだしPODの屋根を閉めると同時に雪が降りだすということでポン、ブルックス彗星のリベンジはならないかった。それでも、この日は木星を雲を通して観望し、又、自動導入のセットも済ませたので先ず先ずである。それと、久しぶり(3年振り)の観望等が出来たのでショックは少なく、却ってモチベーションもアップして来たので総じて良しということである。(2日間で彗星を撮るピントチェックを兼ねてオリオンの大星雲を数ショット撮影した)