TSUNODAの経営・経済つれづれ草

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首相 日銀総裁人事15日に着手、2%は「中期目標」

2013-01-13 20:00:48 | 経営全般

  安倍晋三首相は13日のNHK番組で、4月8日に任期満了を迎える白川方明総裁の後任人事について「15日に内閣官房参与を務める浜田宏一米エール大名誉教授ら金融の専門家に集まってもらい、話を伺ってどういう人がいいのか考えていきたい」と、具体的な人選に着手すると表明した。「大胆な金融政策を実行できる人ということで考えていきたい」とも述べた。

 日銀との共同文書に盛り込む2%の物価上昇率目標について「1%、メドという表現ぶりではなく、しっかりと2%、目標と書く。これが根本的変化につながっていく」と強調した。そのうえで、達成時期について「長期では長い。やはり中期で考えていかないと市場は反応しない」と語った。

 日銀との連携については「経済財政諮問会議には日銀総裁も出席する。集中的に金融政策を議論する日をもうけたい」と、諮問会議を協調の場とする考えも示した。来年度予算編成では「財政規律を考えているとのメッセージを発信していく」と指摘した。

 調整中の訪米時期については「できれば2月中にオバマ米大統領と首脳会談ができればいいと考えている」と表明した。環太平洋経済連携協定(TPP)交渉への参加では「まだ状況分析が十分ではない。精査し、判断していきたい」と述べるにとどめた。