トヨタ自動車とホンダがHV(ハウブリッド車)の電池に使われるレアアースやレアメタルの再利用に本腰を入れ始めました。
HVをはじめとする電動車両をエコカーの本命と位置付ける日本の自動車メーカーにとっては、鉱物資源の安定的な調達が課題となってきています。ホンダは、HVの使用済みニッケル電池からネオジムやランタンなど17種類のレアアースを抽出し、電池の原料として再利用すると発表しました。
トヨタは2年前から電池の引き取りセンターを運営し、トヨタ系列の販売店や解体事業者から出てくるHV用ニッケル水素電池を回収しています。
HVやEVの普及とともに、使用済み電池やモーターが増えており、貴重な鉱物資源が眠る「都市鉱山」として、今後、無視できない存在になってきそうです。