TSUNODAの経営・経済つれづれ草

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地元コンビニ、セーブオンが移動販売を開始

2012-06-01 20:45:31 | 地域産業

 地元ベイシアグループのコンビニ「セーブオン」が富岡市と藤岡市の一部地域で車両による移動販売を開始します。

 日常的に買い物に不便や困難を感じている買い物弱者対策として「地域を支える小売業者の立場から買い物や食生活をサポートする」というコンセプトでスタートさせるものです。

 取扱商品は、弁当、調味料、牛乳、アイス、洗剤といった食料品や日用品の約150点で、日中、軽トラックの荷台部分を改良した移動販売車「まごころハート便」で巡回します。

 急速な高齢化で、自動車での買物ができなくなる人が増えることが、中山間地域で大きな問題になってきました。対応策として、①移動販売、②配達サービス、③移動手段の提供の3方策がありますが、今回の方策は、①に移動販売です。

 いずれにしろ、大量販売大量消費型に対応してきた小売業者には、新たな対応が求められてきています。今回のセーブオンの試みはその一つであると思います。この試みで、利益が上がるとは思ってはいないでしょうが、社会貢献企業として、ブランドアップするのではないでしょうか。

 「社会貢献」する企業がアメリカには多いと聞きますが、日本もそのような企業が増えればと思います。「日本一大切にしたい会社」という本が売れたり、日本の経済社会の潮流が変わってきたのでしょうか。