TSUNODAの経営・経済つれづれ草

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ミャンマーで伊藤園が茶飲料生産・販売

2012-06-27 19:56:00 | 経営全般

 伊藤園は、ミャンマーで清涼飲料の生産・販売を始めます。

来春、伊藤園は、現地企業と合弁で工場を新設し、「お~いお茶」などの飲料を売り出します。ミャンマーで日本の食品大手が生産拠点を設けるのは初めてです。伊藤園としては、競合他社に先行して、経済成長が見込める市場に進出して競争優位を確保しようという戦略を選択しました。

 伊藤園は清涼飲料では国内3位の企業で、海外市場は北米が中心で、総売上高の2%程度にとどまっており、国内市場の成熟化の状況から海外市場進出を意思決定しました。

 ミャンマーはアジアの成長市場として注目されている国です。ビルマという国名のほうが私には馴染みがあります。「ビルマの竪琴」という小説の舞台となった国で、仏教国という印象を持っていました。しかし、長年の軍事政権で経済封鎖で海外企業の進出が遅れていましたが、現政府は外資の融資を積極化する方針です。

 ローソンやいすず自動車も進出する方針を打ち出しています。注目の国です。勤勉な国民だそうですので、これからの企業の進出が相次ぐことが予想されます。グローバリゼーションの時代に、必然の企業行動ではないでしょうか。