ソニーが、オリンパスと資本・業務提携して500億円出資することで両社が調整に入りました。
ソニーの出資が実現すれば、オリンパスは財務基盤を改善でき、海外での人件費削減や工場の統廃合などを柱とする中期経営計画が推進できます。今後は、内視鏡をはじめ医療機器やデジタルカメラの事業展開では、製品開発などを共同で進めていきます。
ソニーは、テレビ事業などで9期連続の赤字が続いていて、かつての栄光が夢のような状況にあります。今後は成長が見込める映像や医療の分野に集中的で投資する方針でいます。今回の出資でオリンパスの発行済み株式の10%強を持つ筆頭株主になります。
ソニーの「選択と集中」は、賢明な決断であり、オリンパスにとってもよい選択ではなかったのではないでしょうか。このような形で、かつて栄華を誇った日本の企業が元気になってくれれば日本経済も復活してくるのではないでしょうか。