あび卯月☆ぶろぐ

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『らき☆すた』ファン禮讃

2007-12-03 15:04:12 | 漫画・アニメ
3万4000人の町に「らき☆すた」ファン3500人集結 埼玉・鷲宮

 人気アニメ「らき☆すた」の舞台のモデルになり、アニメファンの“聖地”となっている埼玉県
鷲宮(わしのみや)町で2日、声優らを招いてイベント「『らき☆すた』のブランチ&公式参拝
in鷲宮」が開催され、人口3万4000人の静かな町が、詰めかけた約3500人のファンらの
熱気に包まれた。
(中略)
 熱狂的なアニメファンが多数集まることに対して、近隣住民の反発も予想されたが、事前に
「徹夜禁止」を呼びかけた商工会のメンバーが前夜から警備にあたり、イベント運営では地元の
学生など約20人のボランティアスタッフが協力するなど万全の態勢で臨んだこともあり「トラブルや
マナーの面での問題は特にありませんでした」
「(町の)歳末売出スクラッチカードを(近隣の商店を利用してもらえるよう)あえて『茶屋』以外の
店舗で配布しましたが、『在庫が空になっちゃったよ』と話す酒屋さんもいたほど。今回のイベントに
合わせて用意した特製桐絵馬ストラップについても、きょう用意した2000個がすぐに売り切れました。
あすの一般発売分についても予約が入っています」と、商工会の“狙い”である町おこしにもかなりの
手応えを感じた様子。今後も「地域の活性化につながるのであれば、(同様のイベントを)またやって
いきたい」と話していた。
 また、鷲宮神社の担当者も「多くの方々にお参り頂いた。参加者のマナーが素晴らしく、近所からの
苦情もなかった。神社側からの要望などもよく聞いてくれて助かった」と話しており、前代未聞の
“アニメと神社と地域商店のコラボレーション”はひとまず成功のうちに幕を閉じたようだ。

産経新聞 2007.12.2 18:27



私はオタクのくせに平素オタクの悪口を言っているので味方を撃つこともしばしばである。
最近はハルヒヲタがキモイだのなんだのと、自分のことは棚にあげて妹(私以上にオタク嫌い)と一緒に言いたい放題言っている。
なんてことを書くと誤解を受けそうだが、『かってに改蔵』を描いていた久米田康治先生と同じスタンスといえば理解していただけようか。
つまり、自虐ギャグのようなもので自分のことも含めて悪口をいっているのだ。
ゲーマーズのスタンスとも同じ。

とはいえ、最近は本心で痛罵したくなるようなマナーの悪いオタクが増えた。
周りが見えていないのは昔からだろうが、それでも他人に迷惑をかけたたり、非社会的行動をとるのはどういう料簡かと思う。
具体的な例をあげるならば、麻生太郎が秋葉原に演説に来たとき、ハルヒのコスプレをして軍艦マーチを歌いながら福田康夫の顔が印刷された紙を踏みつけていた男などである。
このような手合いは下品で下劣でどうしようもない馬鹿だ。
この馬鹿のせいで私のハルヒファンに対する印象は急激に悪くなった。
一般人が見たらなおのことだろう。
また、私の妹もわけのわからんオタクにストーカーまがいの行為をされ閉口しているし、 蒼華さんから伺った話では、某声優のイベントで一部、悪質な席取りをしていたオタクがあったそうだ。
いささか極端な例もあげたが、些事を挙げたらきりがない。
ともかくオタクに対して偏見を持ちつつあった私だが、今度の「らき☆すた」記事でその思いを改めた。

MSNの記事では写真も紹介されていて、なんとも和気藹々としていて思わず笑みがこぼれた。
いやはや、らき☆すたファンは立派である。
マナーはきちんとしているようだし、なにより地域の活性化に一役買っている(笑)
いざ、オタクの集まりを取材してすきあらば叩いてやろうと思っていたマスコミは拍子抜けしたことだろう。
特に産経新聞はオタクに対する偏見が強いようで、二日の記事では「関東最古の神社にアニヲタ殺到 地元困惑、キモい絵馬も」(すべて原文ママ)という題を掲げ、しきりにオタクへの偏見をあおっていたが、イベント終了後、冒頭に掲げたような記事を掲載し、悪口を書いた以前の記事は一日をへずして削除された。
いやはや、産経の変わり身の早さにもおどろいたものだが、ともかく、らき☆すたファンのお蔭でオタクへの印象が向上したことは確かだろう。
少なくとも私はすこぶる良くなった。
良く考えてみると、マナーの良し悪しを言うのなら野球ファンやサッカーファン(特にワールドカップの時期に生まれる俄かファン)、さらにはエコバックに行列していたセレブモドキなどの方がよほどマナーがなっていなかったりする。
ワールドカップの時には暴動まがいの行為を起こしていた輩もいた。
ストーカー行為や悪質な席取りをするのもオタクに限った事ではない。
オタクだけ叩くのは酷だろう。

さて、私は『らき☆すた』を見たことがないので(薦めてくださった方々ごめんなさい)、機会があったら見てみようかなと思っている。

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2 コメント

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ハルヒの声優と一緒ですよ (ゲンタロー)
2010-07-01 00:35:30
私も「らきすた」を読んでます。でも鷺宮神社までは行きませんが。出版社が同じ角川書店なので、そのまま「涼宮ハルヒの憂鬱」も読むようになりました。ちなみにラノベは読んでません、マンガとユーチューブのアニメのみです。前田有一氏の「超映画批評」で「涼宮ハルヒの消失」を絶賛していたので、映画も見ました。「らきすた」のいいところは、主人公の泉こなたがオタクで、世間のオタク評価をシニカルに構えながらも、サブカルの批評をしたりするのが「あ~そうだよね~」と共感できることですかね。そういう面ではあの「オタリーマン」(よしたに著)や「いい電子」(みずしな孝之著)とよく似ているかも。
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>ゲンタローさん (あび卯月)
2010-07-05 22:29:26
私も『らき☆すた』についてはようつべでアニメを観たのみです。
漫画は未読ですが、絵柄があまり好きではないので今後も見ない可能性が高いです(笑)
ともあれ、『らき☆すた』の面白さはイライラするほどのぬるさと身内ネタにあると思っています。
こなたのオタク文化に対する附き合い方にも共感します。(こなた自体はあまり好きなキャラではありませんが)
私は自己を相対化できるオタクが好きです。
仰るようなオタリーマンをはじめ、絶望先生の久米田先生やかつてのブロッコリーの姿勢がそうでした。
『らき☆すた』オタクの多くはきっとそういったオタクなのだろうと嬉しく思っています。
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