あび卯月☆ぶろぐ

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「C-1グランプリ2008」感想

2008-10-06 00:30:11 | テレビ・芸能
今年から、C-1グランンプリが始まった。
平たく言えば、M-1グランプリのコントバージョンで、正式名を「キングオブコント」というらしい。
スポンサーが「C」に掛けてオロナミンCの大塚製薬というのがちょっと面白い。(公式サイトには「特別協賛」とある)
ということで、M-1よろしく以下に感想などを。


▼TKO
木下さん(遷都くんに似ている方ね)のあのキャラは格好からしてあぶなかったなあ。
全体的に笑いは弱かったが、唯一、水筒が旧型の捻ってお茶を出すタイプだったところは爆笑。
もう、それが可笑しくて可笑しくて、ネタの内容そっちのけで笑ってしまった。
点数は、まぁ、妥当なところでありましょう。(368点)


▼ザ・ギース
卒業式をサッカーに譬えて展開されるコント。
こういう譬え系シュールコントは嫌いじゃない。
問題はそれがツボにはまるかはまらないか。
はまらなければ中だるみしてしまうのが欠点だ。
この手のコントはチュートリアルなんかが巧い。
今回のザ・ギースは及第点といったところか。決して悪くはなかった。
特にオチは綺麗で良かったと思う。


▼天竺鼠
天竺鼠、全国ネット初登場。
川原さんのキャラ作りは抜群に巧い。
ああいう喋り方の重役って居る(笑)
「誕生日じゃない!誕生日じゃない!」とかカスタネットのくだりとか凄くいい。
天竺鼠は同じ九州ということもあってか私にとってはロバートと同じような慣れ親しんだお笑いの味(以下で解説)がする。
これからの活躍がもっとも楽しみなコンビだ。


▼チョコレートプラネット
古代ギリシャネタ。
様々な日本語をすべてギリシャ語風にするやつ、私は大好き。
アルバイト→アルバイテトス、オフォスレディ→オフィリスレディス、合同コンパ→ゴルゴンコンパニオン、王様ゲーム→アレキサンダー大王ゲーム、ディズニーランド→ディスニーランティスの遺跡、など。
ディズニーランティスの遺跡って(笑)
一瞬、ガンダムのアムロの声マネをするのも良かった。(めっちゃ似てたし)
ただし、終盤の連呼とオチがイマイチだった。
なお、チョコレートプラネットのコント設定についてナレーションでは「ローマ帝国」と解説されていたけど、オリンポス建設とかイカロスとかポリスというあたりギリシャだよなあ。


▼ロバート
ロバートは我慢しようと思っても笑ってしまう。
何故か。
ロバートの秋山と馬場は北九州出身。
私が住んでいる筑豊のすぐ側で笑いのノリや言葉遣いもほとんど同じになる。
つまり、私が小中高と歩んできた人生の中でクラスにいるひょうきん者といえばだいたいあんな感じだった。
地域ごとに慣れ親しんできた味があるように、私が慣れ親しんだお笑いとは恥づかしながらあんな感じなのだ。
だから、「くだらねぇ!w」と思いつつ笑ってしまう。
しかし、ロバートはあのネタ以外にもっと面白いネタがある。
私は例えばレコード屋のコントの方がずっと好きなのだが。


▼2700
う~む、私はこのコントの面白さがよく解らなかった。
歌詞に笑うのか、動きに笑うのか。


▼バナナマン
一つ目のコントはナイナイの「笑わず嫌い王」でやったものと同じ。
芸歴もあってかやはりクオリティの高いものをやってくれる。
先生に怒られる一人芝居はいいね。
優勝決定戦のものは初めて見た。
設楽の冒頭の一言、「なに?病気?」に爆笑。
日村のあの恰好と雰囲気は病気に見えるよね(笑)
ダウンタウンが指摘していたようにバナナマンのコントはどれもドキュメンタリーのような趣がある。
つまり、いつも現実にありそうなシュチュエーションであり、会話。
(いや、実際は無いと思いますよ)
オチの大林素子で悩むところなんかもリアルだった。


▼バッファロー吾郎
一つめのコントで「お前の倒す相手、闇の帝王とは市毛良枝さんだ」、「どうして歴代お嫁さんにしたい有名人NO1ばかりなんだ」などと云うあたりいかにもバッファロー吾郎だ。
無論、私はバッファロー吾郎のこういうところが好き。
オチの「みなさん、人を裁くのではありません。人の悪事を裁くのです。平成二十一年五月二十一日裁判員制度スタート!」には贔屓目かもしれないが感動すら覚えてしまった。
このコントは裁判員制度のPRだったのか!?と。
あの法務省なら作りかねない(笑)
優勝決定戦のコントも芸能人の使い方が巧い。
ツボだったのは「うノ壱」「江戸時代の富くじみたいな番号・・・」のくだり。
突然、「富くじ」という単語が出てくるマニアックさがバッファロー吾郎の最大の魅力だと思っている。
今回の優勝にも文句ナシ。



総評:
バッファロー吾郎の優勝は心から嬉しかった。
長い苦労が実って良かったなぁ、と。
二人の泣きながらの笑顔を見ているとこちらも幸せな気持ちになった。

また、どのコンビも好感が持て、M-1と違って特に批判したいところはない。
批判したいのは審査システムだ。
ブロックごとの審査はあれで良い。
セミファイナリストの芸人百人が一人五点づつ持っていて五百点満点の無記名投票というもので、これは観客や特定の審査員が点数を附けるよりも偏りがないと思う。
(ダウンタウン松本が指摘した吉本の組織票というのも否定できないが・・・)
問題は優勝者の決め方だ。
これは六組の決勝進出コンビの記名投票によって行われる。
これだと、芸人同士のしがらみに左右されかねない。
実際、今回優勝のバッファロー吾郎は芸歴も長く多くの芸人に慕われていて、「バッファロー軍団」なるものを形成しているくらいだ。
だから、ネット上では一部に「八百長」などという批判の声がある。
これだと、バッファロー吾郎が可哀想だ。
こういう邪推なり批判を避ける意味でも来年からは優勝決定戦も芸人百人の無記名投票なり別の投票方法にすべきだ。

もっと云えば、決勝進出コンビの記名投票の前に優勝戦の2コンビによる審査(?)がある。
これは、自身でどちらが面白かったか口頭で発表するというもので、相手の名前を言ったらこの時点で負けるというもの。
相手の名前をいうコンビがあるものか。こんなルール、誰が決めたんだ。
時間の無駄以外のなにものでもない。来年からは絶対に止めた方がいい。

以上、審査方法以外は楽しく良い大会でありました。

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