早坂隆・著『世界の日本人ジョーク集』が売れているらしい。
私がこの本を購入したのは去年の十月。
当時、この本の帯には妻が間男と同衾しているイラストが描かれていた。
しかし、ベストセラーになったら流石に不倫現場の絵は憚られるとみえて、
最近のものは難破船に各国の人々が乗っている絵に変わっている。
ちなみに、不倫現場のジョークのネタを紹介しておくと、
会社からいつもより少し早めに帰宅すると、裸の見知らぬ男とベットで抱き合っていた。
(中略)
アメリカ人は、男を射殺した。
ドイツ人は、男にしかるべき法的措置をとらせてもらうと言った。
フランス人は、自分も服を脱ぎ始めた。
日本人?彼は正式に紹介されるまで名刺を手にして待っていた。
というものだ。
思わず苦笑してしまう。
私がこの本を読んで一番興味深かったことは世界の国々が日本を思った以上に好意的に捉えているという点だ。
この本を読む限り世界の人が日本及び日本人に抱いている印象は
「ハイテク技術立国」「勤勉」「真面目」「金持ち」「集団行動」・・・など凡そ好意的だ。
私は日本人は世界中から嫌われていると思っていた。
いや、東欧や東南アジアには親日国家が多い事は知っている。
が、それを差し引いても日本人は嫌われ者だと思っていた。
特にアメリカにおいては反日家が多く、林秀彦さんは著書の中で
「アメリカの小説に現れた『日本人悪口全集』を書いてみたい。きっと平凡社の百科事典ほどのボリュームになるだろう。」
と書いている。
『世界の日本人ジョーク集』の中ではあまり紹介されていないが、
世界中には日本人をもっと露骨に侮蔑したジョークも数多く存在するだろうと思う。
また、本書には日本に対して(好意的であれ)誤解に満ちた内容のジョークも多かったが、的確に日本を評論したジョークもあった。
その中で最も好きなものは、
世界最強の軍隊とは?
アメリカ人の将軍
ドイツ人の参謀
日本人の兵
では世界最弱の軍隊とは?
中国人の将軍
日本人の参謀
イタリア人の兵
というもの。
大東亜戦争の時、日本の参謀の多くが拙劣な指揮をとったことをよく知っているな、と感心した。
ところで、先月号の『中央公論』で著者の早坂氏が、この本について読者から
「日本人をネタにしたジョークを読んで不快になった」という旨の手紙が寄せられたと書いていた。
私は終始ニヤニヤしながら愉快に読んだのでどこに不快になる記述があったのか理解できない。
確かに、日本人に対して否定的なジョークもあったが不快になる程ではない。
不快になったという人はごく少数なのだろうが、そういう捉え方をする人もいるのかと驚いた。
なるほど、本書で紹介されたジョークの中で日本人はジョークを解さないというものがあった。
世界の人は日本人のことを良く知っていると再び感心した次第である。
私がこの本を購入したのは去年の十月。
当時、この本の帯には妻が間男と同衾しているイラストが描かれていた。
しかし、ベストセラーになったら流石に不倫現場の絵は憚られるとみえて、
最近のものは難破船に各国の人々が乗っている絵に変わっている。
ちなみに、不倫現場のジョークのネタを紹介しておくと、
会社からいつもより少し早めに帰宅すると、裸の見知らぬ男とベットで抱き合っていた。
(中略)
アメリカ人は、男を射殺した。
ドイツ人は、男にしかるべき法的措置をとらせてもらうと言った。
フランス人は、自分も服を脱ぎ始めた。
日本人?彼は正式に紹介されるまで名刺を手にして待っていた。
というものだ。
思わず苦笑してしまう。
私がこの本を読んで一番興味深かったことは世界の国々が日本を思った以上に好意的に捉えているという点だ。
この本を読む限り世界の人が日本及び日本人に抱いている印象は
「ハイテク技術立国」「勤勉」「真面目」「金持ち」「集団行動」・・・など凡そ好意的だ。
私は日本人は世界中から嫌われていると思っていた。
いや、東欧や東南アジアには親日国家が多い事は知っている。
が、それを差し引いても日本人は嫌われ者だと思っていた。
特にアメリカにおいては反日家が多く、林秀彦さんは著書の中で
「アメリカの小説に現れた『日本人悪口全集』を書いてみたい。きっと平凡社の百科事典ほどのボリュームになるだろう。」
と書いている。
『世界の日本人ジョーク集』の中ではあまり紹介されていないが、
世界中には日本人をもっと露骨に侮蔑したジョークも数多く存在するだろうと思う。
また、本書には日本に対して(好意的であれ)誤解に満ちた内容のジョークも多かったが、的確に日本を評論したジョークもあった。
その中で最も好きなものは、
世界最強の軍隊とは?
アメリカ人の将軍
ドイツ人の参謀
日本人の兵
では世界最弱の軍隊とは?
中国人の将軍
日本人の参謀
イタリア人の兵
というもの。
大東亜戦争の時、日本の参謀の多くが拙劣な指揮をとったことをよく知っているな、と感心した。
ところで、先月号の『中央公論』で著者の早坂氏が、この本について読者から
「日本人をネタにしたジョークを読んで不快になった」という旨の手紙が寄せられたと書いていた。
私は終始ニヤニヤしながら愉快に読んだのでどこに不快になる記述があったのか理解できない。
確かに、日本人に対して否定的なジョークもあったが不快になる程ではない。
不快になったという人はごく少数なのだろうが、そういう捉え方をする人もいるのかと驚いた。
なるほど、本書で紹介されたジョークの中で日本人はジョークを解さないというものがあった。
世界の人は日本人のことを良く知っていると再び感心した次第である。
なんてったって、「太平洋戦争」すらも知らない日本人がいるんですから、サヨクじゃないですけど、日本人には「歴史認識」が足りないと言わざるをえないでしょうね。
日本人はもっと歴史・日本語を学ばないと真のエリート外国人にそっぽを向かれること間違いなしなのですが、言っても無駄なんでしょうね。どうせ「保守派」「妬み人間」の戯言で切り捨てるんですから。
エリート外国人にそっぽを向かれても知らないぞ、と。そん時に後悔して勉強しようとしても無駄。二十歳過ぎたら人間の脳は劣化するんですから。
自分は日本をもっと知りたいと思っているので、これからは戦史ものの本と「山本五十六」の本を読もうと思います。
外国人から日本のことについて質問されて答えられなかったという話もよく聞きます。
殊に日本人は自国の歴史を知らない。
よく、左派には歴史認識がどうのと偉そうのことを言う人が多いですが、ではあんたの歴史認識は本当に正しいのか?と問いたくなります。
早い話が歴史認識云々と云っている人も歴史を知らない人が多い。
無論、歴史「認識」は一つではありませんが、事実は一つです。
しかし、日本においては歴史が大きく歪められて伝えられている場合が多い。
(近隣諸国はもっと酷いですが(笑))
私も少なくとも自国の歴史くらいは史実に基づいたかたちで語れる人間になりたいものです。