春 雷
せせらぎ・タンポポ・やまぼうし
緑道の水辺を往く
春雷は、稲妻と雷鳴が東京の上空を寒冷前線と共に、西の空へ駆け抜けた。
夕餉時、ガラス戸をピカピカと染め上げ割れるような響く雷鳴は、食事の箸を置きTVからの
視線を逸らし横に振るほどだった。
カーテンをめくり外を眺めると、降りしきる雨に光る稲妻が、異様に感じられた。
轟く雷鳴と瞬時に地上に差し込む稲妻が、人間社会の危機ともいわれるコロナ禍のウイルスを洗い流して
くれるのではないかと、ガラス戸に吹き付ける雨を見ながら良からぬ人間のワガママを
春雷にお願い!ふと感じた。
春雷や馬の背を分け鞄濡れ (縄)
故郷秩父地方は、夏になると毎日の様に雷雲と共に雷と付き合った。
学校帰り雷雨に遭ってビッショリになった。行きつく先の我が家を見れば、日光が燦々と輝きお天気なり、
牛や馬の背を感じた時だった。
農事と歳時記は密接に関連し、農耕民族は、稲作とともにあると言っても過言ではありません。
そんな稲作農耕民にとって春雷は、米作りの時期の開始を告げる音でもあるのです。
雷と言う字は読んで字のごとく、「雨」が「田」の上を覆っている様。
稲の生育を見守る田の神は、冬の間山へと戻り、山の神となり、春の訪れを告げる春雷とともに再び里に下りてくる。
昔から「雷の多い年は豊作になる」と言い伝えられていた。コロナ禍の暗いトンネルを抜けるとそこは
常夏の国の住みよい大和の国になってもらいたい。
そんな夏、住みよい社会に、誰もが願う。
上小岩せせらぎ緑道
たくさんのタンポポが・・・・
綿毛が夢を乗せて天空へ舞った…。
この付近には先住民が住んでいて多くの土器が出土した
ハナミズキ木
みづからを諭すごとくに春の雷 鷹羽狩行
OPEN
テレビに落ちる確率はもっと低いそうなので、ビシャと来た時には切りますが。
雷神様でも閻魔様でも、コロナ退治してくれるならですよね。
馬の背を分けは狭い我が家でも出会っています。
>上小岩せせらぎ緑道
綺麗に整備されています。ハナミズキ(アメリカヤマボウシ)ですね。我が家のヤマボウシ、これから萼に色が出てきます。
雷の字の由来、なるほどです。雷が鳴ると肥料が降ると聞いたことがあります。<空中に窒素化合物が出来て肥料になり、雨と共に降る>とネットでもです。
食卓に横に並んで外を見ながら朝食をとっていると、白鷺の集団が飛んでくるようになりました。
田圃ではトラクターが動いています。
縄文人さんの幼き頃の思い出は、私も重なることが多いです。
関東地方の昨日の稲妻や雨が、新型コロナウィルスを洗い流してくれているといいですが・・・
一日もはやく日常が取り戻せるよう祈るばかりです。
昨夜の雷雨とは打って変わり、快晴の朝を迎えています。
心も晴れ渡る一日となることを願って、頑張りましょう。
心身共にコロナに負けないように。
春雷来る…雷さんの後は、春を脱ぎ捨ててさわやじゃな初夏来るの青空です。
雷さんはやはり山添地方、埼玉・群馬の山間地に多いようでした。
学校かえりや出先でよく濡れました。
曼殊沙華おへそ出したる秩父の子 金子兜太
裸でいると雷さんにおへそ取られると・・・・親から言われました。
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・春雷や後は任せて日本晴れ (縄)
前回 白鳥の羽ばたき、白鳥の湖ならぬ・白鷺の舞を拝見しました。田圃でトラクターが動き田植えの準備・・・・・・
・田植えかな田毎の月や畦に立ち (縄)
早くウイルスが立ち去ってもらいたいものです。
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快晴の朝の出勤ラララのラ (縄)
と行きたいところですが、見えない立向かうコロナさんには降参ですよね。
山男負けてなるかと力入れ (縄)
すっかり街歩きのテクニック忘れました。
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こちらは前夜の真夜中
突然の雷鳴にびっくりしました。
20分ほどゴロゴロと鳴っていましたが
私もまた眠ってしまいました。
雷がなると豊作だと昔の人は言っていましたが、一理はあるようですね。
・タンポポの 空中散歩は 矢切まで
宮澤賢治の書物に、
「雷が多い年は豊作くなり」と唄ってあるようです。
ゴロゴロ様でなく、ころころコロナが早く消え失せて下さいと願うばかりです。
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下の句、辺句
・ タンポポの 空中散歩は 矢切まで
俺はどうする渡しで行くベェ~ (縄)
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