日々是好日・スローライフ(寅さんの柴又から発信)

・日常・創る・彩る・考え・綴る
・フジノ会・探検団・かめの会(俳句)
・家庭菜園 ・ めばえ・成長・収獲

お蚕様  七草寺廻り余話  (番外編)

2008年09月30日 | 紀  旅行、葛ハイ山行

秩父事件に繋がる原点

=蚕=






生糸

「貧乏人は死ねばよい」とした、
時の明治政府に、
一泡吹かせておれなかった面々、、およそ1万余人。
その鬨(とき)の声は、秩父の山と谷にこだました。
「鉄砲、刀、竹槍、を持って、椋神社に集合しろい!」

秩父事件は映画になった
東京・有楽町で封切になった時、われ先にとはせ参じた。

草の乱神山征二郎監督

この事件は
ちっぽけな山村(秩父郡吉田村)に起きた、
日本を揺るがす
大きな大きな事件であった。

極貧にあって、なお
生きる権利を訴え
自由民権を叫び、死をかけて
たたかった
名もない悲劇のドキメントである

秩父郡野上町遍照寺近くにて

明治17年
日本全土は政府のデフレ政策と増税により
深刻な経済不況にあった。

困窮にあえぎ高利貸の横暴に
打ちひしがれた 農民たちは
もはや
生きるすべてがなかったーー

折も折生糸(繭)の国際相場の
急激な暴落は
養蚕地帯の秩父農民を致命的な大打撃を
もたらしたのである

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日のメモ

   母屋を樹木で覆われた農家の庭先で、
見つけた蚕様、
  おばさんに許しを得て見せてもらいました。(遍照寺に行く途中)

おばあさん 「蚕なんか飼ったって 金にゃぁならねんだがね・・・・。
     昔しから爺さん婆さんが苦労しながら飼ってきたのう見てきたから・・・
     絶やすと気が引けてねぇー・・・・飼っているだがね・・・・
     お蚕さんがいねえと寂しんだがムシ」

  おばさん良くやってるねぇ~感心してしまいます。と、問いかけると
          おばあさん 「息子は町に勤めに出てるが、止めろ!止めろ!と言うが・・・年寄もやる
     ことがないと、つまんねんだがねぇ・・・・・。
     もうこのへんじゃぁ誰ぁ~れもやる家がなくて、俺んちだけになってしまった
     んだよ~~~・・・・・・・・・・。」


 山峡秩父では、ほとんど蚕を飼う農家はいなくなった。
急傾斜の桑畑で桑ををとり、しょいこで背負い運び深夜も寝る目も寝ないで食わずに働き給桑をして育てた。
 農家の現金収入と言えば、繭にして製糸会社に出荷しそれによってお金を得ていた。
「蚕と秩父事件(暴徒)」、短略的に結びつけるのは早計ですが、
虫に様を付けて呼んでいたので,如何に大事に育ててきたかが伺え知れる。 

 会話がよどみなく続き、キレる間がなかった。
 お蚕さんの話をもっといっぱいしたかったのであろう・・・・・・・・・・・。

埼玉のヒキノさんから
宝玉なBLOGが届きました。
併せてご高覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/musshu-yuu/e/665778cce634fa63dbb4af801554501f



 

 

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秩父・長瀞、七草寺めぐり (2)

2008年09月29日 | 紀  旅行、葛ハイ山行

藤袴(フジバカマ)
                            法善寺ここです

野山に少なくなった幻の花。
やや湿気のあるところの自生する。
淡紫色の小さな頭花を多数散房状に開く。

ここ法善寺はたくさんの藤袴が咲き誇っていた。
管理も大変だ・・・・、作業する方
2名花の中で草取りをしていた。


秩父はあちこちに地蔵尊

★  露秩父
                               足元にいる仏かな (詠み人知らず)


昭和30年代までどこの農家でも蚕を飼育していた。
そのために母屋が大きい。


藤袴


入口にお買い求めくださいの野菜が置いてありました。


腰を下して一句ひねるのも好し

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日のメモ

 秋の野に咲きたる花を指を折り
                   かき数ふれば七草の花

                   (万葉集・山上の憶良)

 

 

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角間山 ・1981m (群馬・妻恋村) その1

2008年09月28日 | 紀  旅行、葛ハイ山行

鹿沢温泉(出発地) →角間峠

                       角間山はここです

山道に入り車窓に映る木々の緑。
心地よいエンジンの音が曲がりくねって山路の高度を上げる。
フロントガラスのワイパーが左右に動き出した。
雨だ・・・・!かなり強い…。
参ったな~・・・・・・・
心の中で登ることができるのかとーー不安がよぎった。


車窓に雨粒


合羽を着用・・それに傘を広げる人
身支度が整った
さぁー出発


上り来た出発地を望むが・・・・・お隠れ



          縄   「雨は山登りに、イカンね~。残念。一日雨ですか…?」
          Eさん 「縄文さん、雨もいいものです…よ。雨でな
              ければ味あうことのできない良さがあります・              
              たなびく霧の景色。切り立ちあがる山景、熊笹から滴る雨露。山路を流れる雨。
             幹を這うように伝わリ流れる木々。自然の芸術。
             ・・・・見方を変えると景色が輝いて見えるでしょう」

          縄  「ナルホドね・・・・山はそのようにして味あうのですか・・・・。
              雨には雨の良さが・・・・ウウウーン」

              Eさんに教えられた言葉にうなずいてしまった。含蓄のある一つ一つ、心にズシリと響いた・・・・。
             百名山を制覇したベテランの方。


そうこうして登るうちに休憩箇所の角間峠
一息入れる


頂上に向けて出発
雨の中でなければ見ることの出来ないカラフルな合羽。
緑の中に赤、青、黄の三カラーが山路を一列の線となって動く。輝く合羽の雨露。
シプールの雨傘・・・・?


さ~・・・・高度を上げて

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日のメモ

        雨降る中でリーダーの出発のあいさつ。
 Fリーダーが、あいにくの雨ですが、角間山に登ります。
        どなたか雨で登りたくない…という方はバスの中に
        残ってください・・・・バスはここに駐車します。

   誰一人残る者はいなかった。全員登頂。
   もしもリーダーが、『この雨降りなので皆さんどうしますか…?』と、
   意見を聞いていたら、
   きっと温泉、あるいは観光地なる意見が出たことでしょう。

 リーダーの確固とした信念の基に先を見越して判断されたのには頭が下がりました。
 雨の中十二分楽しみました。

 

 

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秩父・長瀞、七草寺めぐり (1)

2008年09月27日 | 紀  旅行、葛ハイ山行

尾花(オバナ)・道光寺

花が尾に似ているススキの穂。
黄金いろの穂が、季節を心地よく伝えてくれる・・
秋だな~ぁ・・・。

 
門を潜る葛ハイ仲間


バックは秩父連山


多くの種類の尾花がありました
名前が…?

★ 秩父路やススキの波や峰の上 (縄)


境内の奥に入ると・・・・。

道光寺境内にて

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日のメモ

東京生活がかれこれ45年の月日を数えた。
故郷を後に、江戸・東京に旅立った頃は
「秩父・長瀞・七草寺」は、あまり知り渡っていなかった。
『景色、名所では、オマンマにならない・・』
そんな時代でした。
働け、追いつけ追い越せ、貧乏人は麦を食え・・
と言われた’60~’70年代。

こうして故郷の長瀞・観光地をめぐり、目の当たりに眺め
時代とはいえ、隔世の感があるのには驚きの一語。

ふるさとの山に向かいて、言うことなし・・・・
そんな気持ちに浸った。


 

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富士登山道・吉田口・旧道・拾い撮り (B)

2008年09月26日 | 紀  旅行、葛ハイ山行

伏流水

北口本宮富士浅間神社境内にて

富士山の降水量は平均して1日約600万トンと計算され、
そのうち25%が蒸発し、残り450万トンがほとんど、
地下へしみ込むと言われている。
 しみ込んだ水は溶岩層に覆われた砂礫層や溶岩層と溶岩層の間を満たし、
伏流水となり、やがて溶岩層の末端の
山麓で湧き出ると考えられている。
 
富士山斜面にしみ込んだ水は数10年かけて、
ゆっくり移動して湧水となる。
 富士山の周辺には柿田川、楽寿園、湧玉池、白糸の滝、
猪の頭、富士五湖、忍野八海など
多くの湧水が見られる。 .

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

お土産


家内も山によく出かける。
「リックに付けておきなさい・・・」と言って買てきた。
今朝も、暗いうちに乗鞍岳に行くのだ…と言って
出かけて行った。
1泊と言っていた。


我が家は漬物が大好物。
山の帰りに必ず買い求める一品です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日のメモ

突然パソコンに不具合が生じた。
操作の不手際でした。
復旧しました。

「縄文人・竪穴住居に還る・・・・」などなど、皆さんには
ご心配をおかけしました。
竪穴住居から戻りました・・・・・。
また頑張ります、よろしくお願いします

 

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七草寺めぐり(秩父・長瀞)/角間山(長野)

2008年09月26日 | 紀  旅行、葛ハイ山行

ススキと熊笹 


尾花(ススキ)
七草寺道光寺


角間山に登る
行きも帰りもず~っと雨でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日のメモ

        9/14(日)長瀞七草寺めぐり
9/21(日)角間山
          に出かけてきました。

順次upいたします。

 

 

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富士登山道・吉田口・旧道・拾い撮り (A)

2008年09月08日 | 紀  旅行、葛ハイ山行

イチゴ・蜂・蝶

拾い撮り三題

なぜ拾い撮りしたか・・・・て・・?

イチゴは多くの山友が食べた、
蜂は払っても払って身にもまとわりついてきた。
蝶は、ジ~ト見ていたら三回飛び立ち三回とも同じ花同じ格好で止まった。

ただ其れだけの事です。

 

 

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富士登山道・吉田口・旧道を歩く  その4

2008年09月07日 | 紀  旅行、葛ハイ山行

馬返付近の佇まい
「馬返」より上は富士山の聖域

ここから先は聖域とされ馬は返された。
山道も急になり、馬返から5合目までは木山三里(かつて『草山三里、木山三里、岩山三里』と歌われた富士登山だから、せめて樹林の中 から登りはじめたい)と言われ、
神社石仏など見応えがあります。
史跡の多いエリア・・・。


馬返に到着、右がお休み処
今日のウォークはここまで、皆さん頑張りました。



富士吉田市のボランティヤのご婦人2名が詰めていて
麦茶の接待していただいた。


富士登山ノート
登るときの意気込み…下山時のヘトヘトになっての
思いを綴る1ページ


周辺は石で築造された大きな囲炉裏
雨の時衣類を乾かすとか、
下山した時バーべキュウでも・・して疲れをいやすのか。


馬返し周辺の富士講の石碑

 


すべての木々に苔むしている


休み処前のハウチワカエデ
朝夕の冷え込みが激しい高地、
間もなくこの樹も紅葉を始めることでしょう。


1合目へと続く、富士山の聖域
しめ縄が張られた奥から

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日のメモ

写真を整理していて心残りが込み上げてきた。
スバルラインで登頂し、浅間神社から馬返まで散策した。
残りは、1~5合目だけ・・・。
パンフレットによれば見ごたえのあるの神域。
胸が高鳴ってきた。

是非行こう。

 

 

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富士登山道・吉田口・旧道を歩く  その3

2008年09月05日 | 紀  旅行、葛ハイ山行

ウオーキング90分

中の茶屋・・・・・馬返し

今年の山梨県側から富士山に登った
登山客は243,000人
かってない富士登山ブームであったようです。
ほとんどがスバルラインを利用したことでしょうが、本宮浅間神社を
参拝し、旧登山道経由し一合目からの
本格的富士登山に挑戦された方沢山いたことでしょう。

                  

↑参考資料
 

 
中の茶を後にいざ出発・・エイエイ、オー


それほど急こう配でない
後期高齢者・・頑張る、足取り軽やか・・・。


このような道だと歩きやすい立派な富士登山道


旧道をススキが塞ぐ



雨でえぐられた様子がわかる
富士講の石碑を見ても分かりますが往時この道も
たくさんの人々が行き来したのでしょう。
道幅の広いのには驚きました。

・・・・・・↓・・・・木の実&花・・・・・↓・・・・・


誰かが「ススキがあるよ・・・・!!
東京に持って行って売ったら・・3本200円よ…」
大きな声で叫んでいた。


花・・?①


谷間のモミジ?が色づいていた


天空を突くサワグルミ


大きな木には名札が


アカシヤの朝露


巨木に巻きつく蔓
奥を見渡すと薄暗い原生林


木の実・・?② 


木の実・?③


馬返しに到着腰を伸ばし・・・・・て

 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日のメモ

山梨県側の登山者数は昨年のおよそ倍近く増えたという。
このためにゴミ、トイレの設置、道路の補修等ボランテャの活躍が
目立ったという。
このため山梨県では、入山料を徴収するとの・・
検討に入ったという。

 

 

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富士登山道・吉田口旧道を歩く  その2

2008年09月03日 | 紀  旅行、葛ハイ山行

中の茶屋付近

富士浅間神社・・・・中の茶屋・・・・馬返し

吉田登山口での最初の茶屋
バスを捨てここからハイキング・スタート


↑中の茶屋から馬返しまで約90分


↑中の茶屋の佇まい


↑富士講石碑の数々



↑最大級の石碑


↑中の茶屋を取巻くように
富士講が盛んであったことが伺える


↑ツタが秋を呼ぶ


↑熊・・・出るよ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日のメモ

浅間神社を出てバスで一気に(徒歩80分)登り、
最初の中の茶屋に到着。
周辺を取巻くようにこう・登山碑が目に入る。
中の茶は浅間神社と、馬返しの中間に位置し昔は休み人で
にぎわったことでしょう。
衣類を調整したり、草鞋をしめなおし、腹具合を整える・・・・・。
このあたりは植物や、動物の宝庫ともいえるエリア。
国の天然記念物に指定されている
富士桜やレンゲつつじの混成群がありヤマネや日本サルも
生息している。熊も・・・ね。

リーダーが桜の咲くころ、また計画します。
是非参加を・・・・と言っていた。

 

 

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